アーセナルが、フランクフルトのデンマーク代表MFイェスパー・リンドストロムの獲得を狙うようだ。16日、ドイツメディア『Sport1』が報じている。
報道によると、今季の全公式戦で27試合に出場し、9ゴール4アシストと好パフォーマンスを見せている同選手に対し、プレミアリーグのクラブが獲得に関心を寄せているとのこと。その中でも、特にアーセナルが強く興味を持っており、移籍の可能性があると伝えている。
また、リンドストロム本人もプレミアリーグへの移籍には前向きで、その姿勢も隠していない。最近も「今年の夏なのか、来年なのか、10年後に行くのかは言えない。アドバイザーに任せてある」とコメントしている。
ただ、同選手とフランクフルトとの現行契約は2026年夏まで。契約解除条項も無ければ、安売りを迫られている状況でもないため、低くない移籍金がかかる見込みだ。『Sport1』は少なくとも、3000万から3500万ユーロ(約42億円から49億円)を支払う必要があると報じている。
現在22歳のリンドストロムは、ブレンビーの下部組織出身。2021年夏にフランクフルトへと完全移籍を果たすと、昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献。今季のブンデスリーガでは19試合の出場で7得点4アシストを記録するなど、日本代表MF鎌田大地やフランス代表FWランダル・コロ・ムアニなどと共にフランクフルトの攻撃陣をけん引している。
また、デンマーク代表には2020年11月にデビューすると、これまでに9キャップを記録。FIFAワールドカップカタール2022でも全3試合に出場している。
ドイツの地で、実力と実績を積み重ねているリンドストロム。シーズン終了後のプレミアリーグ移籍は実現するのだろうか。