食料品店の女性店員、強盗が突きつけたナイフを奪い取って撃退(米)<動画あり>

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2023年02月18日 10:11  Techinsight Japan

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強盗に脅される女性店員(画像は『New York Post 2023年2月14日付「Wild video shows hero LA clerk grab robber’s knife and chase him away」(Amaya’s Market)』のスクリーンショット)
米国立衛生統計センター(NCHS)の2020年度の統計によると、アメリカ国内で最も殺人による死亡者数が多いのはカリフォルニア州だったという。このほど同州ロサンゼルスで、小型食料品店にナイフを持った強盗が押し入る事件が発生した。しかし同店の女性店員は強盗に果敢に立ち向かい、ナイフを奪い取って撃退したそうだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

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米カリフォルニア州ロサンゼルス市内のウェストレイクにある小型食料品店「Amaya’s Mini Market」で現地時間9日の午後、マスクをして野球帽を被った男がナイフで脅して強盗を働こうとした。この店には当時、女性店員のセイダ・ヴェンチュラさん(Sayda Ventura、26)しかいなかったという。

男は店内で制汗剤を購入するふりを見せ、セイダさんに代金を支払おうとした。ところがその瞬間、男は刃渡り15センチ以上もあると見られるナイフを取り出し、セイダさんの背中に当てると「静かにしろ! 大声を出すと殺すぞ」と脅した。

当時の様子は店内の監視カメラが全て記録しており、そこにはナイフをセイダさんに押し当てる男の姿が捉えられている。しかしセイダさんは怯むことなく、腹部に突きつけられたナイフを両手で掴むと助けを求めて大声で叫んだ。

驚いた男はセイダさんの首に掴みかかるも、彼女は渾身の力で振り払い、そのままナイフを奪い取った。そしてセイダさんは男に向かってナイフを振りかざし「今度来たら殺すよ!」と叫ぶと、男はその場から逃走した。


十数秒ほどの出来事だったが、セイダさんはナイフを奪った際に手に軽い切り傷を負っただけで済んだという。その後、彼女はすぐに店の上司に連絡し、警察にも通報したようだ。警察では現在、逃走した男の行方を追っている。

のちに店のオーナー、ルネ・アメイヤさん(Rene Amaya)がロサンゼルスのメディア『Fox 11 Los Angeles』のインタビューに応じており、「男は強盗に入る前に店を訪れていました。その時に店内で多額の現金のやり取りを見て、それを奪うために一旦店を出て、ナイフとバッグを持って再びやってきたようです」と語っていた。

セイダさんは准看護師になるための学校に通っており、その学費を賄うために同店で働いているという。そんな彼女について店の上司は「最悪の事態にならなかったことに感謝しています。彼女の安全が一番大事なことですから」と述べている。



画像は『New York Post 2023年2月14日付「Wild video shows hero LA clerk grab robber’s knife and chase him away」(Amaya’s Market)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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