散歩中に行方不明になった犬、タクシーに飛び乗り160キロのドライブ後に飼い主と再会(英)

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2023年02月19日 18:11  Techinsight Japan

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愛犬の移動距離に飼い主も驚く(画像は『Manchester Evening News 2023年2月14日付「Lost dog takes 100-mile trip to Manchester Airport after jumping in taxi」(Image: Georgia Crewe / SWNS)』のスクリーンショット)
イギリスで現地時間13日、1匹の犬が散歩中に行方不明になった。飼い主の女性は周辺を捜し回ったが見つからず、Facebookで協力を求めたところ、愛犬はタクシー運転手と一緒に空港まで往復100マイル(約160キロ)を移動していたことが明らかになった。英ニュースメディア『Manchester Evening News』などが伝えている。

英ウェールズのレクサムで暮らすジョージア・クルーさん(Georgia Crewe、28)は現地時間13日の早朝、愛犬のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとトイプードルのミックス犬“ラルフ(Ralph)”を連れてグレスフォード採石場(Gresford Quarry)へ散歩に出かけた。

そして朝5時頃、ジョージアさんは他の犬の飼い主と話していたところ、ラルフが突然いなくなってしまったという。

ジョージアさんは当時の状況をこう振り返っている。

「私たちはいつも朝早く起きて、外が暗いうちから散歩に出かけます。グレスフォード採石場は普段からよく行く場所で、その日は私が他の犬の飼い主と話していて、振り向くとラルフがいなくなっていました。そこは4つの方向に道が分かれているので、いつも私たちが進むほうに行ってみたんです。でもラルフの姿はありませんでした。」

「私はFacebookにラルフの写真を添えて行方不明になったことを投稿した後、森の中を3時間歩き回って捜しました。友人や地元の人たちにも一緒に捜してもらったのですが、結局見つからなかったのです。」

そしてラルフが行方不明になってから4時間が経った午前9時、ジョージアさんのもとに「ベッキー(Becky)」と名乗る女性から電話があり、彼女の友人であるタクシー運転手がラルフを保護していることが分かった。

「ベッキーさんが私のFacebookの投稿を見て、電話をかけてきてくれました。彼女によると、ラルフは家に向かって歩いている途中、停車していたタクシーに飛び乗ったそうです。ラルフの首輪には連絡先などの情報がなかったので運転手は困惑したようですが、寒そうにしているラルフを道端に置き去りにするわけにもいかず、そのまま乗客と一緒にマンチェスター空港まで行き、あとで飼い主を捜すことにしたそうです。乗客の家族もラルフのことを受け入れてくれて、親切に接してくれたことを聞きました。」

そして家族が空港で降車した後、運転手はラルフを連れてフリントシャーにある自宅に戻り、インターネットで飼い主を捜したという。

往復100マイル(約160キロ)のドライブを終えたラルフは午前10時頃、ジョージアさんのもとに無事帰ってきたのだ。

「ラルフはとても人懐っこい性格ですが、まさかタクシーに飛び乗るなんて…そんなことができるんだと驚きました。私はラルフが家に帰ろうとして道路を横断し、最悪の事態になることを心配していました。でも自ら安全な場所を見つけて無事に戻ってきたんです。本当に信じられません。」

そう語ったジョージアさんは、ラルフが二度と行方不明にならないように連絡先と位置情報が確認できる首輪を装着したそうだ。

画像は『Manchester Evening News 2023年2月14日付「Lost dog takes 100-mile trip to Manchester Airport after jumping in taxi」(Image: Georgia Crewe / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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