放し飼いの犬に襲われ、サッカーをしていて遊んでいた10歳少年が脚や腕に大怪我(英)

0

2023年02月28日 16:41  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

犬に襲われ大怪我をした少年(画像は『YorkshireLive 2023年2月24日付「Bradford boy
今月14日、イギリスでサッカーをして遊んでいた少年が放し飼いの犬に襲われた。突然現れてボールを弾き飛ばした犬は、逃げる少年を追いかけた末に彼の脚や腕に何度も噛みついたという。近所に住む人々がなんとか犬を少年から引き離したが、少年は皮膚が剥がれるほどの大怪我で、形成外科手術を受けた。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。

【この記事の他の写真を見る】

英ウェスト・ヨークシャー州ブラッドフォード在住のジョルジ・フルバーグ・テイラー君(Giorgi Fulbirg-Taylor)は今月14日、サッカーをして遊んでいたところ突然放し飼いの犬に襲われた。

脚や腕を噛みつかれて皮膚が剥がれるほどの大怪我をしたジョルジ君は、病院に運ばれた後に形成外科手術を受けたという。


ジョルジ君の母親キンバリーさんは、当時の状況についてこのように明かしている。

「ジョルジはその日、兄のブレイク(Blake、15)と友達のジミー・ケリッジ君(Jimmy Kerridge、14)、その姉ケナディさん(Kennadie、15)と一緒にグラウンドで遊んでいました。そしてジョルジがブレイクに向かってボールを蹴った際、突然テリア種の犬が走ってきてボールを弾き飛ばしたそうです。自閉症を抱えているブレイクは犬に邪魔されたことに腹を立て、飼い主を見つけようとしてグラウンドの外に出ました。そしてグラウンドから歩道に出る前に悲鳴が聞こえ、振り向くと犬がジョルジを襲っていたのです。」

「犬に追いかけられたジョルジは犬がボールを欲しがっていると思い、自分のサッカーボールを投げて逃げようとしました。でも脚を噛まれてしまったのです。犬はその後もジョルジの右腕に噛みついたのち、左腕にしがみついて離れなかったそうです。一緒に遊んでいたジミー君たちが近所の人に助けを求めると、3人が駆けつけてくれました。そのうちの1人が犬の体を押さえ、もう1人が犬の頭を抱えて口を開けようとしましたが上手くいかず、また別の人が塗装剥がしの工具を使って犬の顎をこじ開けようとしました。そしてようやくジョルジの腕から離れた犬は、今度はジミー君のふくらはぎと手に噛みついたのです。」

その後、ディーンさん(Dean)という男性に自宅まで送り届けてもらったジョルジ君は、右ひじに刺し傷、左腕に3〜4か所の大きな穴、そして脚には噛み傷が残っており、皮膚が剥がれていたそうだ。すぐにジョルジ君は病院に運ばれ、翌2月15日に2時間に及ぶ手術を受けたが、犬の攻撃による神経損傷が残っている可能性があるという。

ジョルジ君とジミー君の家族はこの犬の処分を求めているそうで、キンバリーさんは飼い主の責任についてこう語っている。

「もし自分の飼い犬が2人の子供に噛みついて大きな怪我をさせたとしたら、私は決して自分を許すことができません。謝罪だけで済む問題ではないのです。飼い主はもっと責任を持たなければなりません。ジョルジはまだ学校に戻れる状態ではないし、それに怖がってグラウンドに行ってサッカーをすることもできないでしょう。」

なおこの事故を受け、ウェスト・ヨークシャー警察の広報担当者は「2月14日、午後2時15分から午後3時の間にビアリー・レーンの近くの野原で2人の少年が犬に噛まれたという報告を受けました。今回の件は現在調査中で、犬の飼い主にも確認しているところです」と述べている。

画像は『YorkshireLive 2023年2月24日付「Bradford boy, 10, has skin ripped off in savage dog attack while playing football with friends」(Image: (C)Kimberly Fulbirg / SWNS)』『The Mirror 2023年2月23日付「Boy, 10 has skin ripped off in horror dog attack while playing football with friends」(Image: Kimberly Fulbirg / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

    前日のランキングへ

    ニュース設定