侍ジャパン・岡本が対外試合チーム第1号「全然まだまだ」毎試合安打も引き締める

【カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023名古屋】
● 中日 1 − 4 侍ジャパン ○
＜3月4日　バンテリンドーム＞

　野球日本代表「侍ジャパン」の岡本和真選手（巨人）が4日、中日戦でチーム第1号となる貴重な勝ち越しホームランを放った。

　「5番・三塁」で先発出場した岡本は、1−1の同点で迎えた7回の先頭打者として第3打席を迎えると、相手右腕・柳裕也が投じた初球のスライダーを左翼席へ叩き込んだ。

　栗山英樹監督が率いる侍ジャパンは、2月に宮崎キャンプで一部のメジャーリーガーを除くメンバーが集結。対外試合に限れば前日3日までノーアーチだったが、4試合目にして待望の一発が生まれた。

　岡本は試合後、「一発で仕留められたという部分では良かったですけど、全然まだまだなので、しっかりと準備していきたいと思います」と謙虚なコメント。

　これで4試合連続安打・4試合連続打点となったが、「そういう部分はあまり意識していなくて、どれだけ自分がやりたいことができるか。まだ強化試合なので、本戦にいったときにしっかりとやれる準備をしたい」と調整段階であることを強調した。

　主力として期待されていた鈴木誠也（MLBカブス）が出場を辞退したことで、WBCでは左翼での出場も視野に入れる岡本。打線の状態が上向かないなか好調を維持しており、持ち前の打棒で存在感をアピールしている。