ヘンリー王子、英国の住居から退去を命じた父チャールズ国王に反撃「僕は壊れた家庭で育った」

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2023年03月06日 10:11  Techinsight Japan

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父チャールズ国王に再び攻撃を仕掛けたヘンリー王子
ヘンリー王子が、最新のインタビューで父チャールズ国王に新たな攻撃を仕掛けた。数日前には、ヘンリー王子とメーガン妃に対して国王が英国の住居から退去する手続きを開始したことが明らかになったばかりだ。この報道後初となるインタビューで王子は、自身の子供時代について「壊れた家庭だった」「信じられないほど苦痛だった」などと父や王室に対する不満を語っている。

現地時間4日、ヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』の出版元「ペンギン・ランダムハウス」が、同作のプロモーションの一環として王子とガボール・マテ医学博士のインタビューをライブ配信した。

マテ博士は開業医として20年以上のキャリアを経て、カナダ・バンクーバーのダウンタウン・イーストサイドで10年以上にわたって薬物依存や精神疾患に苦しむ患者達と接してきた。緩和ケア専門医や心理セラピストでもあり、注意欠陥多動性障害をテーマにしたベストセラー『ばらばらの心 Scattered Mind』なども執筆している。

ヘンリー王子がインタビューに応じるのは、先日チャールズ国王が王子とメーガン妃に対して夫妻の英国の住居であるウィンザーのフロッグモア・コテージからの退去を通告したと報じられて以来初めてのことだ。

複数の英ニュースメディアによると、国王は王子の回顧録が発売された翌日、現地時間1月11日に退去手続きを開始しており、フロッグモア・コテージはアンドルー王子に引き渡すよう提案したという。

ヘンリー王子はこれまでにNetflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』や自身の回顧録『Spare(原題)』で、父チャールズ国王や王室に対する爆弾発言をしてきた。そんな王子が、またもや父に対して新たな攻撃を仕掛けたのである。

王子は王室時代に英陸軍に従事しており、アフガニスタンの最前線に2度派遣された経験がある。

その当時を振り返った王子は「僕は軍隊にとって素晴らしい志願者だった」と皮肉めいた言葉を述べると、その理由について「他国ではどうなのか知らないが、英国では確実に『壊れた家庭』からの志願者を採用する傾向にある。(戦場に行く)準備ができている人物だから」と自身の家族を非難したのだ。

その後、王室という環境で家族と簡単にハグなどができないまま育ってきたのではないかとマテ博士に尋ねられると、王子は「僕は本当に、驚くような子供時代を過ごした。そして重要なのは、それが信じられないほど苦痛だったということだ」と答えている。

現在の王子は、妻メーガン妃と共に米カリフォルニア州にある邸宅で息子アーチー君(3)や娘リリベットちゃん(1)を育てているが、子供達には同じ思いをさせたくないようで「親としてのトラウマを引き継がないように、ベストを尽くしている」と語った。

そしてこの後、自身がずっと感じていた王室メンバーとの違和感や母ダイアナ妃との共通点について、次のように吐露した。

「確かに僕は若い頃やこれまでの人生を通して、いつも家族とは少し違うと思っていた。このような箱(王室)に閉じ込められたことに違和感を抱いていたんだ。僕の母も同じ気持ちだったと思う。」

当時の王子は、王室の中にいながらも心が別の場所にあるように感じたり、時にはその逆に思うことがあったそうだ。そのためメディアや家族などを通して自分らしさや真実の姿を見せるように努めたが、結局は「自分らしくするな。期待されている自分に戻るんだ」と感じてしまったという。

そんな王子は自身の回顧録を出版後、気持ちがずいぶん楽になったそうで「本が出た途端、信じられないほど自由になった。巨大な肩の荷が下りたように感じた」と明かしたものの、王室のシステムについては今も不満があるようで「だけど僕がかつて存在し、今もある程度残っている組織では、自由な生き方を推奨していないんだ」と述べている。

画像2枚目は『Dr. Gabor Maté 2023年2月24日付Instagram「Join us on Saturday」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

このニュースに関するつぶやき

  • うん…まあ、年上女と不倫&王室に相応しい血筋の子が産めるそれなりの家柄の娘なら姉でも妹でもOK☆みたいなお父ちゃんだからねえ。ただ、自分を正当化するのにお母ちゃん使うのはどうだろ(ーー;)
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