侍・吉田正尚「リトルリーガーです」大谷＆ヌートバーと全打点叩き出すも謙遜

【カーネクスト WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合】
● 阪神 1 − 8 侍ジャパン ○
＜3月6日　京セラドーム大阪＞

　野球日本代表「侍ジャパン」の吉田正尚選手（MLBレッドソックス）が6日、代表合流後初の実戦で3打数1安打1打点と結果を残した。

　「5番・左翼」で先発出場した吉田は、阪神先発の右腕・才木浩人との対戦で2打席連続三振に倒れたものの、5回一死一塁の場面で、カウント1−2から2番手左腕・富田蓮から左翼フェンス直撃のダメ押し適時二塁打を放った。

　しかし、吉田は試合後に「内容的にはあまり良くなかった。ミスショットが多かったですね」と3打席を振り返り反省。「しっかり本戦に合わせられるように、課題をどんどん詰めていきたいと思います」と、9日のWBC初戦・中国戦に照準を合わせた。

　この日は「1番・中堅」で先発したラーズ・ヌートバー（MLBカージナルス）が2安打1打点、「3番・指名打者」の大谷翔平（MLBエンゼルス）が2本塁打6打点を上げ、吉田も含めたメジャーリーガー3人でチームの全打点を叩き出したが、「いやいや…僕は“リトルリーガー”です。頑張ります」と控えめなコメントも。

　大谷の2打席連発については、「皆さんと同じ気持ちで『わあ〜』って感じ。（ベンチでも）みんな見入ってました」と振り返り、「（2本目は）詰まってたんじゃないですか。素晴らしいですね。言うことないです」と賛辞を続けた。

　侍ジャパンは7日のオリックス戦後に東京へ移動し、いよいよWBC本番へ。9日に1次ラウンド初戦・中国戦を迎える。

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