プールAは波乱の幕開け!パナマがチャイニーズ・タイペイを破りWBC初勝利

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2023年03月09日 00:20  ベースボールキング

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ベースボールキング

パナマが嬉しいWBC初勝利
◆ 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™
【1次ラウンド・プールA】
● チャイニーズ・タイペイ 5 − 12 パナマ ○
<3月8日 台中>

 『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』が8日に台中インターコンチネンタル野球場で開幕。大会2試合目となったプールAのホスト国:チャイニーズ・タイペイとパナマの一戦は、パナマが12−5で完勝。3大会ぶり3度目のWBC出場にして、嬉しい初勝利を挙げた。


 序盤は両先発が制球に苦しむシーンも見られ、互いに走者を出しながらも決め手に欠く展開。3回まで0−0とこう着状態が続いた。

 均衡が破れたのは4回、パナマが球数制限の迫る相手先発フー・ジーウェイを攻め立て、無死一・二塁からL.カスティーヨが先制打。さらにJ.カバジェロとJ.サンタマリアに連続適時打が飛び出し、二死となってからC.ベタンコートも適時打。イニング途中から登場したチェン・グァンウェイをノックアウトする。

 5回に1点を返されたものの、6回表には3安打に4つの四死球を絡めて一挙6点の猛攻。11−1とリードを大きく拡大した。

 直後の6回裏にまた1点を返されたものの、7回表にはJ.アラウスが適時二塁打を放って12−2と10点差。最後まで攻撃の手を緩めずに得点を重ねていく。


 一方のチャイニーズ・タイペイはホームでいきなりコールド負けの危機に追い込まれた中、7回裏に西武でプレーするウー・ネンティンが起死回生の2ラン。この日3本目の安打をバックスクリーンに叩き込み、試合終了の危機からチームを救う。

 それでも、その後は8回に1点を返すのが精いっぱい。パナマが12−5で嬉しいWBC初勝利を掴み、チャイニーズ・タイペイは苦しいスタートとなった。


 プールAの戦前予想はその多くがキューバとオランダが2強の見立てで、チャイニーズ・タイペイとイタリアがその一角を崩せるかどうかという構図。過去2回の出場でともに全敗に終わっているパナマは最も苦戦が予想されていたのだが、フタを開けてみればホスト国を圧倒した。

 さらにオープニングゲームでも、1次ラウンド突破の最右翼と見られていたキューバをオランダが撃破しており、改めて野球の難しさ、国際試合の怖さを感じさせる結果になったと言える。

 勢いに乗るパナマはあす9日、同じく初戦を勝ったオランダと対戦。どちらが準々決勝ラウンドの地・東京に近づくのか。引き続き注目だ。

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  • 侍ジャパンも油断は禁物ですゾ。
    • イイネ!7
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