ヘンリー王子夫妻が娘を“王女”と呼んだ声明文は「決定的な一撃で国王の決断を代行した」王室専門家が猛批判

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2023年03月12日 10:11  Techinsight Japan

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ヘンリー王子「国王に決定的な一撃を与えた」と非難される
ヘンリー王子とメーガン妃の2人の子供達に、“プリンス(王子)”と“プリンセス(王女)”の称号が正式に与えられた。王室専門家は、夫妻が声明文で初めて娘リリベットちゃん(1)にプリンセスの称号を使用したことについて「決定的な一撃により、国王の決断を代行した」と猛批判。声明文発表の翌日、王室のウェブサイトが子供達に称号を加えたことについても「王室の側近達は、サイトを素早く更新するという厄介な立場に置かれた」と夫妻の行動を激しく非難した。

ヘンリー王子とメーガン妃が現地時間8日、第2子リリベットちゃんの洗礼式を米カリフォルニア州モンテシートにある自宅豪邸で行ったことが報じられた。

当時、夫妻の広報担当者は「プリンセス・リリベット・ダイアナは、3月3日金曜日にロサンゼルス教区のジョン・テイラー司教によって洗礼を受けたことを確認しています」と発表し、初めてリリベットちゃんの名前に“プリンセス”の称号を使用した。

するとこの翌日、王室の公式ウェブサイトがページを更新し、夫妻の息子アーチー君(3)とリリベットちゃんの名前に“プリンス”と“プリンセス”の称号を加えたのだ。

これに対し『The King: The Life of Charles III』の著者クリストファー・アンダーセン氏は、ヘンリー王子夫妻が声明文でチャールズ国王を煽り、子供達に称号を与えさせたようなものだと猛批判した。

米メディア『Fox News Digital』のインタビューに応じたアンダーセン氏は、ヘンリー王子夫妻による声明文の内容について「決定的な一撃で、ヘンリー王子とメーガン妃は自分達の子供が王子と王女になると宣言しました。基本的には、国王の決断を代行したのです」と語った。

昨年9月にエリザベス女王が崩御後、ヘンリー王子夫妻の子供達は君主に即位したチャールズ国王の孫として自動的に“プリンス”と“プリンセス”になるため、これらの称号を得ることが可能になった。

しかしその後も王室の公式ウェブサイトでは、アーチー君は「マスター・アーチー・マウントバッテン=ウィンザー」、リリベットちゃんは「ミス・リリベット・マウントバッテン=ウィンザー」と表記されたままだった。

そのためアンダーセン氏は「国王はこの件に関して、半年も引き延ばしにしていました。正直なところ、王室任せでは称号が発表されない可能性も十分にあったのです」と述べた。

さらに夫妻が声明文を発表した翌日、王室のウェブサイトが子供達の名前に称号を加えたことについて、同氏はこのように懸念を示した。

「ダイアナ妃が『メン・イン・グレー(グレーのスーツを着た男性達)』と呼んでいた、王室を運営する側近達が驚かされたのは明らかです。彼らは王室のウェブサイトを素早く更新しなくてはならないという厄介な立場に置かれたことを、あまり喜ばしく思っていませんでした。」

ヘンリー王子夫妻は、今年5月にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われるチャールズ国王の戴冠式に正式に招待された。しかし現在のところ、出欠については明らかにしていない。

アンダーセン氏はこの件について「もちろん彼らは招待されましたが、今回はこれまで以上に漠然とした状態です」と述べ、夫妻が渡英することは家族との確執を悪化させることになると憶測した。

「チャールズ国王は、サセックス公爵夫妻が再び自分達の手で問題を解決しようとしたことにかなり動揺しているかもしれません。ウィリアム皇太子が喜んでいないのは確実でしょう。両者の間で沸き起こっている怒りの感情に、拍車をかけるだけなのです。」
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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