「まるでゴジラ」金属製の柵を押し曲げながら進むワニに人々が驚愕（米）＜動画あり＞

野生のワニが多数生息する米フロリダ州で、金属製の柵を押し曲げながら体をねじ込むワニの動画が撮影された。その動画がSNSで拡散されると、特撮怪獣映画『ゴジラ』に登場するゴジラが街を破壊するシーンを思い出した人もいたようだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

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米フロリダ州シャーロット郡プラシーダにあるプライベートゴルフコースで撮影された、野生のワニの動画が関心を集めている。動画はゴルフコースの従業員が撮影したもので、地元テレビ局の気象予報士マット・デヴィットさん（Matt Devitt）がSNSにシェアし、さらに注目が集まった。

動画には、金属製の柵の前に現れた体長2メートル以上の巨大なワニが捉えられている。ワニは縦格子の間に頭を押し込んで、まるでプラスチックかゴムのように金属製の柵をグニャリと曲げてしまった。そしてそのまま柵を押し広げて、無理やり柵の向こう側に突き進もうとしていたのだ。そんなワニの行動に、動画を見た人からはこのような声があがった。

「あれはワニじゃないよ。ゴジラだ（笑）」
「これでフロリダに行かない理由がまた一つ増えたよ。」
「ワニって金属製の柵を曲げるほど強いなんて…。私たちは安全でいられないわね。」
「これが怖いのは、映画『ジュラシック・パーク』のワンシーンのような光景ということだ。」

一方で動画を撮影した従業員の同僚であるザックさん（Zach）は、メディアのインタビューに応じ「ワニは柵を通り抜ける前に、穴を掘って柵の下から潜ろうとしたようなんです」と明かしている。また彼によると、ワニは柵を通り抜けようとして途中で立ち往生してしまったという。

そこでザックさんたちは、ワニが通り抜けられるように助けてあげることにした。最終的にワニは無事に柵の向こう側へ通り抜けることができたものの、ザックさんは「柵はアルミ製のもので最近新しく設置したばかりだったんですよ」と嘆いていた。

米フロリダ州魚類野生生物保護局によると、フロリダ州には約130万頭以上のワニが生息しているという。そのため州内のゴルフ場でワニを目撃することはさほど珍しいことではないそうだ。

ちなみに同州セントルーシー郡では先月、犬を散歩中の85歳の女性がワニに襲われて死亡したばかりだった。当時の様子は野生動物を観察するために設置されていたカメラが捉えており、映像には女性がワニに襲われる恐ろしい瞬間が記録されていた。



画像は『New York Post　2023年3月10日付「‘Godzilla’ gator busts through iron fence with jaw-dropping ease」（Jam Press Vid）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）