アーセナルが前半の3得点でフルアムを一蹴！ ジェズスが戦列復帰＆冨安は途中出場

　プレミアリーグ第27節が12日に行われ、暫定ながら8位に位置するフルアムと、前節劇的な勝利を収めた首位アーセナルが対戦した。

　ホームのフルアムは、FWネースケンス・ケバノ、DFレイヴァン・クルザワらの離脱組に加え、MFジョアン・パリーニャが出場停止という状況。対するアーセナルは、長期離脱中だったFWガブリエウ・ジェズスがDF冨安健洋と共にベンチ入り。出場が危ぶまれていたMFマルティン・ウーデゴールとFWレアンドロ・トロサールはスタメンに名を連ねた。

　試合はアウェイのアーセナルが序盤から主導権を握り、17分にはボックス左からマルティネッリが放ったシュートがオウンゴールを誘発したが、VARの結果、マルティネッリがオフサイドをとられてノーゴールに。しかし21分、左サイドで得たCKからDFガブリエウの高い打点のヘディングシュートが決まり、アーセナルが先制した。

　さらに26分、アーセナルがフルアムの高い位置からのプレスを剥がして左サイドに展開。最後はボックス左に侵入したトロサールが左足でクロスを上げ、これをファーサイドのマルティネッリが頭で押し込んだ。その後も優位に試合を進めたアーセナルは前半アディショナルタイムに中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、トロサールのクロスをボックス右で受けたウーデゴールが落ち着いてDFをかわし、左足でゴール左にシュートを沈めた。

　前半だけで3点のリードを奪われたフルアムは、後半に入って反撃を試みるも、GKアーロン・ラムズデールの好守やクロスバーにもゴールを阻まれ得点を奪うことができない。対するアーセナルは選手を入れ替えつつ試合をコントロール。77分にはジェズスを送り出し、冨安も80分にDFベン・ホワイトとの交代でピッチへ。85分にはジェススにあわやゴールという場面が訪れたが、復帰弾とはならずに試合は0−3のまま終了を迎えた。

　勝利を収めたアーセナルは、2位マンチェスター・Cとの勝ち点5差をキープ。リーグ戦5連勝を飾ることに成功した。

【スコア】
フルアム　0−3　アーセナル

【得点者】
　0−1　21分　ガブリエウ・マガリャンイス（アーセナル）
　0−2　26分　ガブリエウ・マルティネッリ（アーセナル）
　0−3　45＋2分　マルティン・ウーデゴーア（アーセナル）