岡口裁判官の弾劾裁判、不適切投稿受けた遺族が証言「繰り返し"攻撃"された」

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2023年03月15日 17:11  弁護士ドットコム

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裁判当事者を傷つけるネット投稿などをしたとして訴追された仙台高裁の岡口基一裁判官(職務停止中)の弾劾裁判の第4回公判が3月15日、裁判官弾劾裁判所(裁判長:松山政司議員=参・自民=)であり、女子高生殺人事件の被害者遺族・岩瀬正史さんの証人尋問がおこなわれた。


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岩瀬さんは、岡口裁判官の投稿について裁判所に何度も抗議し、厳重注意などの処分も出ているにもかかわらず、岡口裁判官が遺族の嫌がる投稿を繰り返したと証言。「なぜ繰り返し攻撃を受けないといけないのかと思った」などと話した。



そのうえで、「娘を殺され悲しんでいる親の気持ちが分からない人が、人の人生を左右する裁判官で良いのか」などと話し、裁判官の職責の重さを考えてほしいと訴えた。



岡口裁判官は2017年、岩瀬さんの次女・加奈さん(当時17歳)が殺害された事件の判決URLを貼り付けたうえで、ツイッターに「首を絞められて苦しむ女性の姿に性的興奮を覚える性癖を持った男」「そんな男に無惨にも殺されてしまった17歳の女性」と投稿。遺族が裁判所に抗議した。



しかし、その後も関連する投稿は続き、加奈さんの命日にあたる2019年11月12日には、遺族が「洗脳」されているとフェイスブックに投稿。この投稿については、今年1月に東京地裁で名誉毀損が認められ、44万円の賠償が命じられている。



次回期日は4月19日で、証人尋問が予定されている。



●裁判員2人が欠席、予備員から補充

この日の裁判員は、藤川政人氏(参・自民)、片山大介氏(参・維新)が欠席。代わりに予備員から赤池誠章氏(参・自民)、中田宏氏(参・自民)が補充された。



また、3月13日から政府のマスク着用基準が変わったことを受け、この日は裁判員14人中6人がノーマスクなど、法廷内でマスクを着けない人もいた。


このニュースに関するつぶやき

  • 極めて自己愛、自己顕示欲、自己中心的感情が強い人物だとの思いあり。FBなどで自分の裸体を何度も載せてみたり、ご遺族に心ない言葉がけをしたり、裁判官の資質・資格なし。岡口裁判官の弾劾裁判、不適切投稿受けた遺族が証言「繰り返し攻撃受けた」 (弁護士ドットコム - 03月15日 17:11)
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