侍・栗山監督「夏の甲子園というイメージ」大谷に託した“大切な一戦”への思い

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2023年03月15日 19:12  ベースボールキング

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侍ジャパンは準々決勝でプールB2位通過のイタリア戦と対戦する
◆ ファンのため総力挙げアメリカ行き決める

 『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 準々決勝ラウンド 東京プール』イタリア戦を翌日に控えた15日、野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督がWBC公式練習後の記者会見に出席。

 アメリカ行きの切符がかかる重要な一戦へ向けて、「ここから違う戦いが始まると思っている。明日の大切な試合、大谷翔平でいきます」と、大谷翔平投手(MLBエンゼルス)を先発マウンドに送り出すことを明言した。


 1次ラウンド開幕戦に続き、中6日で節目の先発マウンドを大谷に託した思いを問われると、指揮官は「感覚的なもの」とした上で、次のように話した。

 「僕は甲子園に出れなかったですけど、日本の文化・風物詩といわれている夏の甲子園というイメージでいくだけ。もう一回原点に帰って、自分のことよりも応援してくれている人たちのために戦っていくということ」

 「誰が先発ということではなくて、全員で戦いますというそれだけなので。翔平がどうのこうのというよりも、そういうことを大切にしたい」


 大激戦のプールAを2位通過してきたイタリア代表が、一筋縄ではいかない難敵であることは栗山監督も十分に理解している。14日の会見では「足も使えるし、小技も使えるし、幅があって、バランスが良いチーム」と警戒感を口にし、この日は「我々も『日本の野球はこういうものです』とみんなで表現できるように、すべての選手の力を借りて全力で戦っていきます」と総力戦での勝利を誓った。

 10日の1次ラウンド2戦目に先発したダルビッシュ有(MLBパドレス)もブルペン待機し、中5日でリリーフ登板する可能性もあるが、指揮官は「もちろん全員の投手を考えていますけど、勝ったらアメリカで2試合あるというのは頭にある」と起用に含みをもたせた。

 いずれにしても日本でのラストゲームに総力を挙げて、5大会連続の準決勝進出を掴み取りに行く構えは変わらない。満員の大観衆からの後押しも受け、いざ“決戦の地”アメリカへ。

 16日19時プレイボール予定の準々決勝の模様は、テレビ朝日系列(TV)、PrimeVideo(デジタル配信)、ニッポン放送(ラジオ)で中継される。

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