また、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われたセカンドレグでタイムアップの笛が吹かれた後、スタジアム内には『You'll Never Walk Alone』が流れた。この楽曲はリヴァプールの本拠地『アンフィールド』でのアンセムとして歌い継がれていることで知られている。このような行動が起こったきっかけはファーストレグにおけるリヴァプールの行動だった。2月21日にレアル・マドリードの名誉会長であるアマンシオ・アマロ氏が83歳で逝去したことを受けて、直後に行われたファーストレグではリヴァプールの本拠地『アンフィールド』で敬意を表した追悼セレモニーを実施。リヴァプールの“レジェンド”である元スコットランド代表FWケニー・ダルグリッシュ氏は、レアル・マドリードのファン・サポーターが詰めかけた座席の前で花束を贈った。
この行為に感謝の意を表するため、今回『サンティアゴ・ベルナベウ』ではリヴァプールの代表的なアンセムでもある『You'll Never Walk Alone』が流れたのだ。アンチェロッティ監督は「事前にはまったく知らされていなかったが、とても良い光景だった。リヴァプールは紳士のクラブだ。彼らはファーストレグの時、アマンシオを我々に思い出させてくれた。我々のクラブから彼らへの素晴らしい行動だったと思う」と語った。