限定公開( 6 )
スロバキア政府は17日、ウクライナに旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」を13機供与すると決めた。AP通信などが伝えた。
「ミグ29」はポーランドも16日にウクライナへの提供を決めており、ロシアによる侵攻後、ウクライナへの戦闘機の提供を決めたのは北大西洋条約機構(NATO)加盟国で2カ国目。
スロバキアのヘゲル首相は「ウクライナの家屋に落ちてくる爆弾から市民を守るために、ミグを提供する」「我々は歴史上、正しい側にいる」と話した。スロバキアは昨年からミグの使用を中止していた。ナド国防相によると、提供には数週間かかるという。
一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は17日、NATO加盟国が相次いで戦闘機の供与を決定したことに対し、こうした戦闘機は「全て破壊される」と発言。ロシアの作戦に「何の変化ももたらさない」と指摘し、「どの国も、必要なくなった機器の廃棄に取り組んでいるように見える」と皮肉った。(多鹿ちなみ)
|
|
|
|
Copyright(C) 2023 朝日新聞社 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。