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日本語が難しいとかそういう問題じゃない。ある店先にあった「春夏冬中」の看板の読み方が、Twitterで約4万7000いいねを集めるほど話題になっています。
話題になっているのは、ラトビア出身のアルトゥルさんの投稿です。「春夏秋冬」を「しゅんかしゅうとう」と読むところまでは納得がいきますが、問題は写真に写っている看板に書かれている「春夏冬中」の文字。アルトゥルさんは「しゅんかとうちゅう」と読み方を予想します。
正解は「あきないちゅう」。「春夏冬」で「秋がない」ことから、「商い(秋無い)」と読んで、「商い中(春夏冬中)」という意味になるそうです。
この不思議な日本語に対して、アルトゥルさんは「日本語が難しいとかそういう問題じゃなくなってきてる」とこぼしています。
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この「春夏冬中」のような書き方は「判じ物」と呼ばれ、なぞなぞのようなものです。文字や絵の中に別の意味が隠されており、江戸時代には浮世絵で描かれた判じ物が大量に出回って、庶民の娯楽として親しまれていたそうです(参考:東京都立図書館)。
単なる漢字の読み方の話ではなく、これも立派な日本の文化なんだな……と、気づかせてくれるようなツイートでした。
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