産まれた子牛のお腹にスマイルマーク 「いたずらかと思った」と飼い主も仰天(豪)

1

2023年03月20日 21:11  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

牛は様々な模様を持って生まれてくる(画像は『ABC News 2023年3月16日付「Holstein calf with smiling face markings lands role as farm lawnmower for life」(Rose Grant)』のスクリーンショット)
このほど、オーストラリアの農場で誕生した子牛のお腹に、スマイルマークの模様が発見され話題を呼んでいる。子牛のお腹の真横にはにっこりと笑う顔の模様が描かれており、同農場のオーナーは「スタッフがイタズラをしたのかと思った」と疑ってしまうほどキレイな模様だったと話している。豪公共ニュースメディア『ABC News』などが可愛いスマイルマークを持つ子牛の写真を公開している。

【この記事の他の写真を見る】

珍しい模様の子牛が誕生したのは、豪ビクトリア州ウェスト・ギプスランド、リップルブルックにある農場だ。牛の品種改良を行う同農場を運営するメーガン・コースターさん(Megan Coster)とバリー・コースターさん(Barry Coster)は年間700頭もの子牛を育てており、様々な模様を持つ牛の姿を見てきた。

ある日バリーさんが朝の巡回を行っていたとき、1頭の子牛に目が留まった。そこにはお腹の横側にはっきりとしたスマイルマークの模様を持った子牛がおり、目を疑ったバリーさんはその場で写真を撮影してすぐにメーガンさんへ送った。この写真を見たメーガンさんは「信じられませんでしたよ。スタッフが余計な線を書いたのではないかと思って、ズームして確認してしまいました。これまでに数字の7やハートマーク、奇妙な模様など色々なものを見てきましたが、今回のようにスマイルマークの模様は今まで見たことがありません」と驚いていた。

子牛の姿を捉えた写真を見ると、脇腹の真ん中にスマイルマークの模様が入っているのが確認できる。大きな2つの目とにっこりと微笑む口、おまけに真ん中には鼻のような小さな点も付いている。この模様を見たバリーさんは、子牛に“ハッピー(Happy)”と名前をつけたそう。

現在は閲覧できないが、メーガンさんがハッピーの写真をFacebookに投稿すると、あまりにもキレイなスマイルマークに注目が集まり、ネット上で大きく拡散された。コメント欄には「なんて可愛い模様なの!」「うちで飼いたいよ」「本当にこんな模様で産まれたの!?」など様々な声が寄せられた。

英国動物虐待防止協会(The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals、RSPCA)によると、乳牛はミルクを出すために子牛を産む必要があるが、産まれた子牛は病気の感染リスクを減らすため24時間以内に母牛から引き離される。このように生後30日未満で母親と一緒でない子牛は「ボビー・カーフ(bobby calves)」と呼ばれており、毎年生まれるすべてのオスの子牛と1/4程度のメスの子牛が当てはまる。ボビー・カーフは乳牛には適さないので、酪農家にとっては必要のない存在となり、ほとんどの子牛は最終的に屠殺される運命にあるという。

ハッピーもボビー・カーフであったが、スマイルマークのおかげでスタッフ達の人気者となり、「芝刈り要員として働いてほしい」という声が相次いだという。こうした声を受け、メーガンさんはハッピーをペットとして同農場で飼育することに決めたそうだ。

ちなみに2021年にはアメリカにて、スマイルマークの模様を持つヘビが通常価格の60倍の値で取引され、大きな話題を呼んでいた。

画像は『ABC News 2023年3月16日付「Holstein calf with smiling face markings lands role as farm lawnmower for life」(Rose Grant)(Supplied: Bellbrook Holsteins)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

このニュースに関するつぶやき

  • 肝心な写真に辿り着けないニュース
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

前日のランキングへ

ニュース設定