牛は様々な模様を持って生まれてくる(画像は『ABC News 2023年3月16日付「Holstein calf with smiling face markings lands role as farm lawnmower for life」(Rose Grant)』のスクリーンショット)このほど、オーストラリアの農場で誕生した子牛のお腹に、スマイルマークの模様が発見され話題を呼んでいる。子牛のお腹の真横にはにっこりと笑う顔の模様が描かれており、同農場のオーナーは「スタッフがイタズラをしたのかと思った」と疑ってしまうほどキレイな模様だったと話している。豪公共ニュースメディア『ABC News』などが可愛いスマイルマークを持つ子牛の写真を公開している。
英国動物虐待防止協会(The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals、RSPCA)によると、乳牛はミルクを出すために子牛を産む必要があるが、産まれた子牛は病気の感染リスクを減らすため24時間以内に母牛から引き離される。このように生後30日未満で母親と一緒でない子牛は「ボビー・カーフ(bobby calves)」と呼ばれており、毎年生まれるすべてのオスの子牛と1/4程度のメスの子牛が当てはまる。ボビー・カーフは乳牛には適さないので、酪農家にとっては必要のない存在となり、ほとんどの子牛は最終的に屠殺される運命にあるという。
画像は『ABC News 2023年3月16日付「Holstein calf with smiling face markings lands role as farm lawnmower for life」(Rose Grant)(Supplied: Bellbrook Holsteins)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 iruy)