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映画『ダイ・ハード』シリーズなどで知られるブルース・ウィリスは昨年3月、失語症と診断されたため俳優業からの引退を表明した。
当時、ブルースの元妻で女優のデミ・ムーア（60）は声明文を発表し「ブルースは最近、認知能力に影響を及ぼす失語症と診断された」と伝えた。文書はデミに加え、ブルースの現在の妻エマ・ヘミングさん（44）と長女メイベルちゃん（10）と次女エヴェリンちゃん（8）、デミとブルースの長女ルーマー（34）、次女スカウト（31）、三女タルーラ（29）の家族7人の連名によるものだった。
さらに現地時間2月16日、米国の非営利団体「前頭側頭型変性症協会（Association for Frontotemporal Degeneration）」の公式ウェブサイトがブルースの家族7人の連名による新たな声明文を公開し、「2022年春にブルースの失語症の診断を公表して以来、彼の病状は進行し、現在ではより具体的に前頭側頭型認知症（通称FTD）と診断されるに至りました」と公表したのである。
そんなブルースが68歳の誕生日を迎えた今月19日、妻エマさんが自身のInstagramに自撮り動画を公開し、現在の心境をありのままに語った。
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そして「私は今朝、泣くことから始まりました。私の腫れぼったい目と鼻水を見れば分かると思います。みなさんには、すべての側面を見て頂くことが大切だと思ったんです」と明かすと、このように続けた。
「私はいつも、みんなから『あなたは強いわ。どうやって乗り越えているの？』といったメッセージを受け取ります。そうだったら良いんですが、私に選択肢はありません。私は2人の娘達を育てています。人生では、大人らしく振舞わなければならない時もある。だからそうしているんです。」
「だけど毎日、悲しくなる時がある。深い嘆きを感じる時があるんです。特に彼の誕生日である今日は、本当にそれを感じています。」
エマさんはこの後、ブルースの誕生日を記念するトリビュートビデオを作成したと明かすも、その過程は「心臓にナイフが突き刺さるような感じだった」と表現した。
そして「自分のためだけではなく、みなさんのためにも作りました。だってあなた方がどれほど私の夫を愛しているかを知っているから」と言うと、「泣かないで、エマ」と自分自身に言い聞かせた。
この数時間後には自身が作成したブルースと家族のモンタージュ動画を公開し、「彼は純粋な愛を持ち、とても愛されています。私はずっと彼を愛している。誕生日おめでとう、愛する人へ」とメッセージを記した。
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画像2枚目は『Emma Heming Willis 2023年3月19日付Instagram「Today is one of those days of feeling the grief and sadness.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 寺前郁美）
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