大谷翔平、チームを鼓舞する2安打 米国と決勝「最高の舞台で最高の相手」

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2023年03月21日 12:33  ベースボールキング

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ベースボールキング

1点を追う9回裏、先頭で二塁打を放ちベンチに向かって吠える大谷
◆ 2023 WORLD BASEBAL CLASSIC™
○ 日本 6x − 5 メキシコ ●
<準決勝 ローンデポ・パーク>

 野球日本代表・侍ジャパンは現地20日(日本時間21日)、メキシコとの『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』準決勝にサヨナラ勝ち。劇的勝利でアメリカが待つ決勝進出を決めた。

 先発の佐々木(ロッテ)は3回まで無失点。しかし0−0のまま迎えた4回、二死から不運な連打を許し、一、二塁のピンチで痛恨の先制3ランを浴びた。

 反撃したい打線は6回まで無得点。5回と6回はいずれも満塁の好機を逸し残塁の山を作った。それでも3点を追う7回裏、二死一、二塁の好機で4番・吉田(レッドソックス)がメキシコ左腕・ロメロ(カージナルス)の変化球をフルスイング。右翼後方へ高々と舞い上がった打球は、ポール際に飛び込む同点3ランとなった。

 直後の8回表、5回から登板していた山本(オリックス)が勝ち越し点を献上。リリーフした湯浅(阪神)も適時打を許し再び2点ビハインドとなった。それでもその裏、代打・山川(西武)の左犠飛で1点差に迫ると、9回は先頭・大谷(エンゼルス)が右中間への二塁打で出塁し仲間を鼓舞。その後、吉田の四球で無死一、二塁とし、今大会苦しみ続けた村上(ヤクルト)が中越フェンス直撃の2点適時打を放ちサヨナラ勝ちした。

 4打数2安打1四球で、吉田の同点3ラン、村上のサヨナラ打をお膳立てした大谷は、試合後のインタビューで「簡単に勝てないとはわかっていたが、こんなゲームになるとは思っていなかった」と興奮気味。「ムネ(村上)はきつかったと思うんですけど、最後の最後、いいバッティングを見せてくれたので最高の形で明日を迎えられると思います」と若き三冠王の殊勲打を称えた。

 9回に先頭で二塁打を放った際は、ベース上でチームメイトを鼓舞するパフォーマンスを披露。「フォアボールでもいいと思って甘いコースを打とうと思った。セカンドまで行けたのが大きかった。キャッチャーも3人とも出てもらって、ピッチャーも苦しい中、つないでつないで最後ああいう形にできて、良い明日が迎えられると思う」とチーム一丸での勝利を強調した。

 優勝した2009年の第2回大会以来、3大会ぶりの準決勝突破。21日(同22日)の決勝戦は、連覇を目指すアメリカ代表と激突する。「最高の舞台で最高の相手。楽しむ気持ちを持ちながら、必ず勝つんだという気持ちで頑張りたい。みんな身を粉にしてチームのために頑張ってくれているんで、全力で準備したい。まずはそういう展開にしっかり持ち込むことが大事だと思う」と、投手として登板する可能性も口にした。

【WBC動画】村上が決めたサヨナラ勝ち!9回の逆転シーンをハイライトで振り返る!明日アメリカとの決勝へ!【3/21侍ジャパンvsメキシコ】

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  • 日本は皆が力を尽くし、互いが互いをカバーする素晴らしい野球だった。明日もまたこんなゲームを。
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