近鉄「しまかぜ」運行開始10周年イベント - 新たな観光特急も検討?

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2023年03月21日 17:01  マイナビニュース

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近畿日本鉄道は21日、観光特急「しまかぜ」の運行開始10周年に合わせ、「しまかぜバースディパーティ with しまかぜキッズ」を開催した。抽選で選ばれた2013(平成25)年生まれのこどもとその家族の10組39名が、大阪難波駅から「しまかぜ」に乗車した。


観光特急「しまかぜ」は、「乗ること自体が楽しみとなる列車」をコンセプトに、伊勢神宮の式年遷宮に合わせ、2013年3月21日にデビュー。現在は大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅からそれぞれ賢島駅まで運転されている。



車内は本革仕様の電動リクライニング機能を備えた「プレミアムシート」を基本とし、両先頭車(1・6号車)はハイデッカー構造の展望車両で、従来の近鉄特急と異なる内装になっている。沿線にちなんだ名品を楽しめるカフェ車両もあり、専属アテンドサービスも提供。ハード・ソフト面ともに充実した観光列車として人気を集めた。


近鉄によると、「しまかぜ」はデビュー当初から人気を博し、この10年で約220万人の利用があったという。コロナ禍において、他の近鉄特急に利用者の大幅な落ち込みが見られた中でも、「しまかぜ」は好調を維持。同列車の成功を受け、2016(平成26)年に「青の交響曲(シンフォニー)」、2022(令和4)年に「あをによし」がデビューし、現行の観光特急は「しまかぜ」と合わせて計3列車となっている。

「しまかぜ」の運行開始10周年を記念し、開催された「しまかぜバースディパーティ with しまかぜキッズ」は、「しまかぜ」と同じ2013年生まれのこどもたちとその家族を対象に、大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅からそれぞれ出発する「しまかぜ」3列車に抽選で各10組、最大120名を招待。賢島駅まで乗車し、誕生日会に参加するという内容だった。応募は約1,200人に及び、改めて「しまかぜ」の人気を実感させる結果となった。


当日、大阪難波駅では駅長がこどもたちを出迎え、特製バッチなどを渡した。10時40分、駅長の合図で「しまかぜ」が発車。近鉄社員らが「しまかぜ」の旗を振り、列車を見送った。



今後も引き続き、「しまかぜ」は観光特急としての役割を担う。なお、近鉄によれば、詳細は決まっていないものの、新たな観光特急の設定も検討しているとのことだった。(新田浩之)

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  • ヘぇーexclamation ��2「しまかぜ」もデビューから10年になるんですねーexclamation「しまかぜ」は画期的な観光列車の先駆けとなった。
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