ミュージカル「のだめカンタービレ」二ノ宮知子が上野樹里&三浦宏規らにエール

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2023年03月22日 04:03  コミックナタリー

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左から上野樹里、三浦宏規。
二ノ宮知子原作によるミュージカル「のだめカンタービレ」の取材会が、去る3月20日に東京都内で行われた。

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「のだめカンタービレ」は、落ちこぼれながら天才的なピアノの才能を持つ音大生“のだめ”こと野田恵と、同じ大学に通うエリート音大生・千秋真一が出会い、個性的な登場人物たちとともに音楽家として成長していく物語。同作は上野樹里と玉木宏の出演でテレビドラマ化、映画化されたほか、2008年にフジテレビ「ノイタミナ」枠でTVアニメが放送された。初のミュージカル版となる今回は、上野がドラマ、映画版に続いてのだめ役を務め、千秋真一役を三浦宏規が演じる。

取材会には上野、三浦が参加。上野は昨年開催された「のだめカンタービレ展」を見学した際のことを振り返り、「音楽を聴き、原作マンガのシーンを改めて目にして、のだめがよみがえった。のだめは、私の中でずっと生き続けていました」と思いを馳せる。さらに「若いファンの方が『小学生のときにお母さんとドラマを観ていました』と声をかけてくれることがありました。そうしてたくさんの方が覚えてくださっている『のだめカンタービレ』が舞台になるなんて、想像がつきませんでした。私にとっては未知の世界ですが、もしミュージカルでのだめが“カンタービレ”したら、どういうふうに歌うんだろう?と思ったらすごく面白そうで。だから挑戦を決めました」と、出演への経緯を明かした。

三浦は、千秋役での出演が決定した心境について「『まさか!』でしたね」と率直に返答。ドラマ版が大好きだという三浦は「自分が千秋先輩になって、しかも上野さんとご一緒できると知って本当にうれしかったです。でも実はファンの方々の反応にドキドキで……『玉木宏さんじゃないんかい!!』と言われないか心配です」と打ち明けて記者たちの笑いを誘いながら、「親がピアノの先生なので、ピアノ合宿をするために実家に帰ろうかと思います!」と意気込みを述べた。

またクラシックバレエの経験を持つという三浦。「バレエのレッスンに行くとき、協奏曲や交響曲を流して自分で勝手に振付を考えながら電車に乗るのが趣味でした。当時は特に、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が大好きで。『のだめカンタービレ』にも登場する曲なので、もし舞台にもあったらうれしいな(笑)」と自身のエピソードを交え、期待を口にした。

取材会に合わせ、原作者の二ノ宮からはコメントが到着。二ノ宮は「私は原作者は作曲者みたいなものだろうと思っています。私が描いたのだめカンタービレという曲が、アニメ、ドラマから、今度は舞台という新しいステージで、演出する方々が指揮者となり、ソリストである役者さんたち、舞台を作り上げる多くのスタッフさんが一丸となって、また新しい演奏を聴かせていただけるのだと、とてもワクワクしております。そして天才的のだめソリストの上野樹里さんと、舞台で大活躍中の三浦宏規さんの、新しいのだめと千秋が見られるのが本当に楽しみです!」とミュージカル版「のだめカンタービレ」カンパニーにメッセージを贈った。

二ノ宮のコメントを受けて上野は「ソリストかあ……ありがとうございます! マンガやアニメではのだめの表現が違うので、私がドラマや映画でやっていた『ぎゃぼー!!』の言い方はあれでよかったのかな?と思うことがあるんです(笑)。でも今回は舞台で三浦くんと一緒にお芝居をしながら、自然に醸し出される空気の中でのだめを演じたい。千秋先輩についていきます! お世話になります」と三浦に一礼する。

それを受けた三浦は恐縮しながら「いやいやいや!! こちらこそよろしくお願いします」と上野にお辞儀を返し、「上野さんに『千秋先輩!』と呼ばれてもこんな(びっくりした)顔にならないよう、気を付けなくちゃと思います(笑)。二ノ宮先生が『自由に楽しく』と言ってくださるのがうれしい。先生にミュージカル版もよかったと思ってもらえるよう、精一杯がんばります」と力強く語った。ミュージカル「のだめカンタービレ」は、10月に東京・シアタークリエで開幕。さらなる詳細は続報を待とう。

■ ミュージカル「のだめカンタービレ」
2023年10月上演
会場:東京都 シアタークリエ

□ スタッフ
原作:二ノ宮知子「のだめカンタービレ」(講談社「Kiss」所載)
演出:上田一豪
クラシック音楽監修:茂木大輔
出演:上野樹里、三浦宏規

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