村上お目覚め同点弾、ヌートバー内野ゴロの間に逆転　3回から戸郷が登板

◆ 完全復調の三冠王、悠然とダイヤモンド一周

　野球日本代表・侍ジャパンの村上宗隆内野手（23＝ヤクルト）が21日（日本時間22日）、アメリカ代表との『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC』の決勝戦（ローンデポ・パーク）に「5番・三塁」で先発出場。2回の第1打席に今大会初アーチとなる同点ソロを放った。

　1点を先制された直後の2回裏、先頭で昨季ダイヤモンドバックスで13勝を挙げたアメリカの先発右腕・ケリーと対戦。初球の148キロを完璧に捉えた打球は、右翼席上段に着弾する同点ソロとなった。打った瞬間それを分かる一撃に村上は悠然と一塁へ。前夜の劇的サヨナラ打に続き、完全復活を印象づけた。

　侍ジャパンはその後も一死満塁の好機を作り、1番・ヌートバー（カージナルス）の一ゴロの間に三走・岡本（巨人）逆転の生還。先発の今永（DeNA）は2回4安打1失点で降板し、1点リードの3回から2番手・戸郷（巨人）がマウンドに上がった。