◆ 野球のグローバル化へ「大谷のおかげ」
野球日本代表・侍ジャパンが21日(日本時間22日)、アメリカとの『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』決勝戦に3−2で勝利。スター選手を揃えたアメリカとの“日米頂上決戦”を制し、3大会ぶりにWBC王者となった。
1次ラウンドで同組として対戦した韓国のメディア『聯合ニュース』は、日米頂上決戦を「物語の最後まで完璧だった」と表現し、「大谷選手の最後の一球は、世界一を目指して出航した日本代表の勝利を確定させるものでもあった。フィールドの内外で感情を表に出すことの少ない大谷選手もグローブや帽子を放り投げ、勝利の喜びに浸った」と振り返った。
また、同メディアは今大会MVPを獲得した大谷を賞賛。「WBC全体を通して、日本だけでなく、多くの野球ファンが大谷に熱狂した」と総括し、「1次ラウンドで衝撃的な敗退を喫した韓国を除いて、チェコ、中国、オーストラリアは『大谷と対戦できて光栄だ』と公言した。大谷はこの挨拶に身を低くして応えた。自身を三振に打ち取った対戦相手から“三振に打ち取った記念球”を差し出されると、笑顔でサインし、SNSではアマチュア選手が中心のチェコ代表へ敬意を表した」と1次ラウンドでの出来事を引き合いに出し、プレー以外の振る舞いにも注目。
そして、「このような“大谷美談”は大会期間中に絶え間なくあった。今回のWBCは“大谷の大谷による大谷のための大会”だった。同時にWBCも大谷のおかげで“野球のグローバル化”という目標に一歩近づいた」とし、大谷の活躍が世界中の野球に影響を与えていることを強調した。
【動画】大谷がDH解除しマウンドへ!最後はトラウトと直接対決で決着【9回表〜WBC優勝決定まで】