【2023年大会】バディーサッカークラブがアクシデントを跳ね除け関東王者に! 《JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN関東》

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2023年03月22日 18:01  サッカーキング

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 3月18日および19日に『JA全農杯 2023 全国小学生選抜サッカーIN 関東』が栃木県佐野市の清酒開華スタジアム(陸上競技場)、コンチネンタルホームフィールド(第1多目的球技場)、ハートフル保険フィールド(第2多目的球技場)で行われた。

 試合は8人制で、12分×3ピリオドの36分間で実施。第1ピリオド、第2ピリオドはそれぞれ特定の8人がプレーし、5分間のインターバルを経て行われる第3ピリオドはメンバー構成、交代を自由に行える(傷病者発生などで第1、第2ピリオド両方に出場した選手を除く)。

 登録メンバー全員に一定以上のプレー時間が与えられるよう配慮されたレギュレーションであり、それだけにチームの戦略や交代策がカギを握ることになる。

 群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県、山梨県、東京都、埼玉県から各2チームの合計16チームが参加し、18日は4チームずつ4組に分かれての予選リーグが、19日には順位トーナメントが実施された。


 あいにくの雨模様の中で行われた18日の予選リーグを経て、バディーサッカークラブ(神奈川県)、FC TRIANELLO Machida(東京都)、府中新町FC(東京都)、レジスタFC(埼玉県)、鹿島アントラーズジュニア(茨城県)、大宮アルディージャU12(埼玉県)、ジェフユナイテッド市原・千葉U-12(千葉県)、川崎フロンターレU-12(神奈川県)の8チームが決勝トーナメントへと勝ち進んだ。

 19日は一転して晴天の中で試合が行われ、バディーサッカークラブ、府中新町FC、FC TRIANELLO Machida、レジスタFCが準決勝へ。そして府中新町FCを3-0で下したバディーサッカークラブと、FC TRIANELLO Machidaに1-0で競り勝ったレジスタFCが決勝へと駒を進めた。


 バディーサッカークラブの前島裕樹監督が「レジスタさんとはよく試合をしますし、相手の良さ、どんなサッカーをしてくるのかは分かっていた」と語る通り、関東の強豪街クラブ同士の激突となった決勝。拮抗した展開になるかと思われたが、第1ピリオド開始早々にバディーサッカークラブが相手陣内右サイドでファウルを受けてFKを獲得すると、山内柊利の左足から放たれたボールは壁に当たってコースが変わり、そのままゴールネットに吸い込まれた。

 これで勢いに乗ったバディーサッカークラブは相手への素早い寄せとボール奪取後の多彩な攻撃で主導権を握り、9分にも左サイドを突破した安田浩陸が追加点を奪って2点リードで第1ピリオドを終える。

 バディーサッカークラブは背番号7をつける予定だった佐々木七星が大会前のケガで出場がかなわず、大会初日には背番号8の丸山幹太も右足を骨折するアクシデントに見舞われていた。丸山は地元には戻らずチームに帯同し、2日目も松葉づえ姿でベンチから仲間たちを鼓舞。「ベンチからすごく声をかけてみんなを応援してくれたので、思い切りプレーできました」と、ダブルキャプテンの1人である三國準之助が振り返ったように、ピッチに立てない仲間がチームを後押しした。

 「準決勝に勝利して全国大会出場権獲得という目標を達成し、満足してしまった部分があった。相手のほうが勝とうという気持ちが強かった」という渡辺泰明監督(レジスタFC)の言葉のとおり、第2ピリオドも攻勢を見せたのはバディーサッカークラブ。開始早々に熊谷颯良がミドルシュートを決めると、その直後にはもう1人のキャプテンである保坂俊哉もゴールを奪う。

 レジスタFCも粘りを見せ、10分に右サイドからのクロスを盒鏡矢がヘッドで叩き込み1点を返したが、ピリオド終了間際には保坂がこの試合2点目を決め、さらにリードを広げた。

 第3ピリオドは、「このピリオドのスコアだけは相手を上回って、しっかり次につなげようと声かけして送り出しました」(渡辺監督)というレジスタFCが意地の反撃を見せる。途中、攻め込まれる場面もあったがGKを中心とした守備陣がゴールを死守し、最後に安達一平が一矢を報いる。宣言どおりこのピリオドを制したものの、トータルスコア5-2でバディーサッカークラブが初優勝を飾った。


 決勝戦に先駆けて行われた3位決定戦では、FC TRIANELLO Machidaが東京都大会決勝で敗れた府中新町FCに2-1で勝利し、リベンジを達成。優勝したバディーサッカークラブ、準優勝のレジスタFC、3位のFC TRIANELLO Machidaは、5月に神奈川県で開催される「JA全農チビリンピック2023 JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」に関東代表として出場する。

 バディーサッカークラブの三國は「チーム全体の守備が整ってきているので、攻撃で崩す部分を高めていきたい」と意気込みを見せ、レジスタFCの渡辺監督は「よりたくましく、最後までテンションを下げずに戦えるように、ここからの1カ月半を過ごしたい」と再起を宣言。FC TRIANELLO Machidaの若山聖祐監督は「全国大会はなかなか出られるものではないので、子どもたちと一緒に楽しみたい」と、クラブ初の決勝大会に期待を寄せた。


■監督・選手コメント
・前島裕樹監督(バディーサッカークラブ)
決勝大会出場を決めても一喜一憂せず、選手たちがチャレンジャー精神を持って戦ってくれたのが決勝戦でのいい結果に繋がったと思います。
レジスタさんとはよく試合をさせていただいていて、どんなサッカーをしてくるのかは分かっていたので、相手の良さを消そうとするのではなく、自分たちのサッカーをやれば良さを消すことに繋がるのではないかと思っていました。
勢いに乗らせる前に先手を打とうと話をしていて、結果的にFKが入り、第1ピリオドでうまく流れをつかめました。
決勝大会は地元の横浜で開催されるので、結果で皆さんに恩返しできるように、神奈川県、関東の代表として恥ずかしくないチームを作っていきたいと思います。

・保坂俊哉(バディーサッカークラブ No.9)
みんなの力を合わせて勝てたことがうれしかったので、最高の気分です。
佐々木君と丸山君がケガをしてしまい、2人の分まで頑張らなければいけないという強い思いがあり、体が勝手に動いてくれました。
決勝戦は、いいパスをもらって自分で前を向いて、フリーの味方を作ってパスを出したりドリブルしたりしてゴールを決めて、みんなが安心できるようにしたいと思っていました。
ゴールを決めた後は、ここから守り切ろうと思って守備を頑張りました。
決勝大会に向けて、今はチーム全体のディフェンスが良くなっているので、次は攻撃を強くしていきたいです。個人としては、足元の技術を高めて個ではがせるようにしていきたいです。

・三國準之助(バディーサッカークラブ No.13)
前から決勝大会に出場することを目標にしていて、それを達成できたうえに関東でナンバーワンになれて、とてもうれしいです。
守備のポジションで後方から全体が見えるので、チームメートにどんどん声をかけながら、何が何でも勝つという気持ちでプレーしていました。
みんな前からちゃんとプレスをかけてくれて、プレスバックもしてくれたので、後ろはすごくやりやすかったです。
昨日まで一緒にプレーしていた丸山君がケガをしてしまい、ポジション変更もあって大変でしたけど、丸山君がベンチから声をかけてみんなを応援してくれたので、全力でプレーできました。


・渡辺泰明監督(レジスタFC)
決勝大会への出場権を獲得するのが一番の目標で、そこを達成できたのは良かったのですが、それでやり切ってしまったかな、という感じでした。
決勝戦は第1ピリオドの立ち上がりでテンションが低く、気持ちが乗っていないために体も動かず、遅れてチャージに行ってしまってファウルを取られ、流れをつかまれてしまいました。
相手のほうが勝とうという気持ちが強かったからこういう結果になったのかなと思います。
決勝大会は過去にも経験していますが、対戦相手も警戒してくると思います。それを乗り越えてこそ本物の強さだと思うので、そうなれるようにやれることを増やしながら、よりたくましく、最後までテンションを下げずに戦えるようにここからの1カ月半を過ごしたいと思います。

・若山聖祐監督(FC TRIANELLO Machida)
この学年は正直、先輩たちに比べると技術的にあまり高くない学年だったんですが、それを補い、気持ちを全面に押し出して戦ってくれたことが結果に繋がったと思います。府中新町さんは本当にいいチームなので、なかなか難しい試合になるというのは試合前から分かっていたんですけど、東京都大会決勝の借りを返すことができました。
関東大会はJリーグクラブのアカデミーも多く、彼らは選りすぐりの精鋭がそろっていますが、同じ土俵で逃げずにチャレンジしていくことを意識していますし、その中で選手が実力を発揮しきれたのが大きなポイントでした。
全国大会はなかなか出られるものではないので、子どもたちと一緒に楽しめればいいかなと思っています。

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