『タクシードライバー』のコンビが再び手がけるスリラー『カード・カウンター』6・16公開
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2023年03月23日 10:01 ORICON NEWS

映画『カード・カウンター』6月16日より全国順次公開 (C) 2021 Focus Features. A Comcast Company. 『タクシードライバー』(1976年)の監督・脚本コンビ、マーティン・スコセッシが製作総指揮、ポール・シュレイダーが監督・脚本を手がけた映画『カード・カウンター』が、6月16日より全国で順次公開される。『タクシードライバー』の主人公トラヴィス・ビックルの意志を継ぐ新たなアンチヒーローの“復讐と贖罪”のスリラー。
【画像】映画『カード・カウンター』場面写真 元上等兵のウィリアム・ティリッチは特殊作戦兵士として自らがアブグレイブ捕虜収容所で犯した罪に苦しみ、刑務所で服役した後、ギャンブラーとして出直そうとしている。しかし、彼は今も過去に犯した行為に心がさいなまれている。孤立と絶望を断ち切り、愛と人とのつながりを手にした後でさえも。唯一の解決策は自らの過去に向き合うことだった…。
主人公ウィリアム・ティリッチ役に『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)、『ムーンナイト』(22年)のオスカー・アイザック。ギャンブル・ブローカーのラ・リンダ役に人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』で、アフリカ系アメリカ人として初めてホストを務めたティファニー・ハディッシュ。ウィリアムと疑似父子のような関係を結ぶ若者カーク役を『X-MEN:アポカリプス』(16年)、『レディ・プレイヤー1』(18年)のタイ・シェリダン。さらに物語のカギとなるウィリアムの元上司ジョン・ゴード役を名優ウィレム・デフォーが演じ脇を固めている。
今回、解禁された日本版ポスタービジュアルは、劇中に登場するブラック・ジャックやポーカーにちなみ、トランプをモチーフにしたイメージが印象的なデザイン。血塗られたダイヤのキングの札の前に立つのは、ミステリアスな影を持つ主人公ウィリアム・ティリッチ。『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じ、世界中で若者を中心に衝撃を与えたタクシー運転手のトラヴィスの姿にも重なるようなたたずまいと眼差しだ。
75歳(※制作時)にして、自身の作品の中心的なテーマに立ち返ったシュレイダー監督。高評価を得て興行的にも成功した前作『魂のゆくえ』(2018年)に続き、本作でも主要な映画賞でも多くノミネートされた。オバマ元米大統領も2021年のお気に入り映画の一つに選出。ナショナル・ボード・オブ・レビューでも同年のトップ10に選出されている。
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