サムスンが日本市場に投入した「Galaxy Tab Active4 Pro」は10.1型ディスプレイにSペン対応、7600mAhの大容量バッテリーを搭載する業務用のタブレットです。IP68の防水・防塵(じん)に対応し、MIL-STD-810H準拠で耐衝撃性のある樹脂フレームで覆われたボディーは安心感のあるタフな作り。
日本では数は少ないですが、実はサムスンはタフなボディーのスマートフォンやタブレットを数年前から海外で販売し続けているのです。今回紹介する「Galaxy Xcover6 Pro」は最新のタフボディースマートフォン。もちろん業務用に使える設計になっています。
Galaxy Xcover6 Proの主なスペックは、プロセッサがSnapdragon 778G 5G、ディスプレイは6.6型(1080×2408ピクセル)でコーニングのGorilla Glass Victus+で覆われています。カメラは5000万画素と1300万画素の超広角。一般ユーザー向けではないためマクロなどを追加していたずらに数を増やすのではなく、必要最小限のスペックになっています。
本体は側面も樹脂素材で覆われており、落下時の衝撃を吸収する構造になっています。本体右側には電源キーとボリュームキーを備え、左側にはプログラマブルボタンを配置。特定のアプリを一発で起動できます。業務用端末として使うときには使うアプリは限られていますから、この手のショートカットボタンは便利な存在です。
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本体上部には2つ目のプログラマブルボタンを備えます。また業務連絡用途などにヘッドフォンを使った通話も多用されることからか、ヘッドフォン端子も備えます。
さて、Xcover6 Proは背面カバーを外してバッテリー交換が可能です。画面を点灯したまま長時間使い続けるといった業務用途で使用する際、バッテリーを充電する時間が間に合わないこともあるでしょう。そのため予備バッテリーを充電しておき、バッテリーが切れたら入れ替えることができるわけです。なおバッテリー容量は4050mAhです。
カメラを起動してみましたが、メニュー周りは非常にシンプル。倍率は0.5倍と1倍のみの切り替え、倍率ボタンを押すとデジタル10倍まで対応します。カメラには特別な機能はなく、極めてベーシックな機能にとどまっています。
Xcover6 Proは主に業務用向けに販売されているため、サードパーティーからQRコードリーダーやNFCリーダーなど、さまざまな付加機能を搭載したカバーも販売されています。この手の製品としては専用のリーダー端末も各社から販売されていますが、大手メーカーであるサムスンのスマートフォンなら、動作の安定性などで業務用に使うメリットも大きいでしょう。
芸国での価格は600ドル(約7万9000円)です。やや割高かもしれませんが、タフボディーかつバッテリー交換できるモデルとして一般ユーザーが使うのも悪くないかもしれません。
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