鳥谷敬、WBC韓国選手の“鳥谷失敗”で本音 2013年に敗退危機での盗塁は「今だったら絶対に走らない」

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2023年03月23日 13:11  ORICON NEWS

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WBCでの盗塁回顧した鳥谷敬 (C)ORICON NewS inc.
 プロ野球・阪神、ロッテで活躍した鳥谷敬、お笑いトリオ・ハナコ(菊田竜大、秋山寛貴、岡部大)が23日、都内で行われた『スカパー!プロ野球2023 PRイベント』に参加した。

【集合カット】ハナコ・菊田竜大、秋山寛貴、岡部大らも登場!

 事前にハナコから聞いた疑問に、鳥谷が答えるコーナーでは、2013年のWBC(ワールドベースボールクラシック)の第2ラウンド1回戦・台湾戦で、9回2死から行った二盗についての話題に。鳥谷は「1アウトで自分が四球で出た。次が長野(久義)選手でホームランもあるバッター。そこは何も考えないでランナーでいた。長野選手がアウトになった。次は井端(弘和)選手。ネクストから入ってくる時に、めちゃくちゃ井端選手が調子よくて。ヒットだったら、いつでも打てるだろうな、と思っていた。ヒット1本で帰ってくるためには二塁に行かないといけない。二塁に行くためには盗塁しなくちゃいけない。普段、そんなに盗塁もしてないので自信がなかった」と振り返った。

 そんな時に思い出したのが試合前のミーティングだった。「台湾の抑えの投手は、クイックが早くない、けん制を1回しかしない、という情報があった。もしアウトになったらゲームセットで予選敗退という場面。アウトにはなれない、行く勇気を持たないといけない場面で、『けん制が1回来たら行こう』と決めた。そしたら、いきなりゆるいけん制が来て『行くしかない』と思い切って行った」となつかしんだ。自身の中では余裕のあるセーフだと思ったが「ギリギリだった」と笑いながらも「自分以外、球場の中で誰も走ると思っていなかった。サインも出てないですし。チームメイトも走ると思っていないと思う。井端さんと、その話をした時も『全く走ると思っていなかった』と」と明かしていた。

 ただ「今もう1回その場面が来たら絶対に走らない(笑)。もう怖さを知っているので。たまたま今回も韓国の選手が走ってアウトになった。SNSで『鳥谷失敗』って出て。ドームに向かっている時にタクシーの運転手に『鳥谷さん、失敗ですか?』って言われた。自分が失敗したみたいですが、同じことを失敗した」と苦笑い。「アウトになったら怖いと今は思う。もう行く勇気はないですね」と言い切っていた。

 ハナコは、『スカパー!プロ野球セット U30 初めてお試しキャンペーン』の新CMに出演している。
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