倍賞千恵子、イタリアの映画祭で北野武に続く“生涯功労賞”「日本で仕事していた私を…」と驚き

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2023年03月23日 20:00  ORICON NEWS

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「第25回ウディネ・ファーイース映画祭」(4月21日〜29日)ゴールデン・マルベリー(生涯功労賞)を授与されることが決まった倍賞千恵子
 俳優の倍賞千恵子が、イタリア・ウディネで開催される世界最大のアジア映画祭「第25回ウディネ・ファーイース映画祭」(4月21日〜29日)で、ゴールデン・マルベリー(生涯功労賞)を授与されることが明らかになった。2022年の北野武監督に続いての受賞となる。

【動画】映画『PLAN 75』予告編

 この一報を受けて倍賞は「ウディネ・ファーイースト映画祭功労賞を受賞し招待されたと聞き、『え、何故? どうして『PLAN 75』で?』とお聞きしたら、私が映画の世界に入ってから演じる仕事をしてきたことに対しての生涯功労賞とのことで、とてもビックリいたしました」と、思いがけない受賞であったことを明かす。

 また、「日本で仕事していた私を、外国の方が見ていて下さった事に大変驚き、感謝し、うれしく思っています。映画って素晴らしいですよね。ウディネ・ファーイースト映画祭の皆さん本当にありがとうございました。私、これからも精進してまいります」と、コメントしている。

 倍賞は、1941年生まれ。映画『男はつらいよ』シリーズ50周年記念作品である映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年、山田洋次監督)を含む同シリーズ全作品(69年〜)にさくら役として出演したことで知られ、80年には『遙かなる山の呼び声』、『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(ともに山田監督)にて「第4回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞。『劇場版 機動戦士ガンダムI』(81年、富野喜幸監督)、『ジャングル大帝』(97年、手塚虫原作・竹内啓雄監督)、『ハウルの動く城』(2004年、宮崎駿監督)など、アニメーションの世界でも声優として多才な才能を発揮している。

 また、最新主演作である『PLAN 75』(22年、早川千絵監督)と、倍賞が自ら選んだ、『男はつらいよ』シリーズ1作目の『男はつらいよ』(1969年)と『家族』(70年、山田監督)の特別上映が決定。倍賞も現地に赴き、映画祭の行事に参加する予定だ。

 『PLAN 75』は、イタリアで5月11日より公開される予定(配給:タッカーフィルム)。『PLAN 75』は企画開発中の2019年に開催されたウディネ・ファーイースト映画祭の期間中に行われた「フォーカス・アジア」という業界関係者向けのネットワーキングセッションに選出されていたプロジェクトであり、早川監督はこの年、オムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一編『PLAN75』の監督として同映画祭に参加していた。

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  • そういえばガンダムの映画でアムロの母親役も演じておられましたね(・∀・)
    • イイネ!14
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