『帰ってきたウルトラマン』団時朗さん、死去　74歳　2017年に肺がんと診断、仕事に邁進も「力尽きました」

　俳優の団時朗さんが22午前4時14分、死去した。74歳。所属事務所のアルファエージェンシーが24日、公式サイトで公表した。

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　所属事務所は「悲しいお知らせです。3月22日早暁4時14分、団時朗（享年74歳）が永眠いたしました」と報告。「2017年夏に肺癌との診断を受けました。病気になってからも、ユーモアと優しさを失わず、生きるパワーに満ち溢れて仕事に邁進しておりました。残念ながら昨年末より悪化をたどり、力尽きました」と明かした。

　葬儀は近親者のみで執り行われ、「皆さまには生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、ここに謹んでご報告申し上げます」と記された。

　団さんは1949年1月30日生まれ、京都府京都市出身。68年に出演した映画『わが命の唄 艶歌』の役名「団次郎」を芸名とした。70年に『江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎』出演を皮切りに俳優活動を本格化。71年『帰ってきたウルトラマン』で主人公・郷秀樹を演じてブレイクし、特撮作品に多数出演した。

　84年に「団時朗」に改名。ジャンルを問わず多彩なキャラクターを演じ分け、NHK大河ドラマ『龍馬伝』『軍師官兵衛』、連続テレビ小説『カーネーション』『べっぴんさん』『まんぷく』などでも存在感を発揮。舞台でもミュージカルからストレートプレイまで広く活躍した。