四角形ABCDがひし形になる条件はどれ? 中2なら秒で分かるかもしれないクイズ【数学・図形の性質編】

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2023年03月24日 11:58  ねとらぼ

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ねとらぼ

「こ、これじゃ魔方陣を組めないっ……!」(イラスト:野田せいぞ)

 思春期の象徴たる「中2」……。そんな中2で習う授業の内容を紹介しつつ、「こんな問題やったなぁ」とオトナたちが感傷に浸れるかもしれない「中2なら秒で分かるかもしれないクイズ」。



【画像】問題と答えを見る



 今回も「数学」からの出題です。



●問題:ABとDCが平行の四角形ABCDがひし形になる条件はどれ?



・AD=BC, ∠A=∠D



・AB=DC, AB=BC



・AD=BC, AD//BC



 今回は、中2の数学で学ぶ「図形の性質」からの問題。ひし形って、どんな図形でしたっけ……?



 さて、答えは分かりましたか。最後に答え合わせをどうぞ。



・・・・・・・・・・



●答え



 答えは2番の「AB=DC, AB=BC」でした!



【解説】ひし形は平行四辺形の中でも、全ての辺が等しいもの。まずは、四角形ABCDが平行四辺形になる条件を探します。平行四辺形になるための証明条件は次の5つ。



・2組の向かい合う辺がそれぞれ平行である



・2組の向かい合う辺がそれぞれ等しい



・2組の向かい合う角がそれぞれ等しい



・1組の向かい合う辺が平行で、その長さが等しい



・対角線が、それぞれの中点で交わる



 よって、AB//DC(ABとDCが平行)という条件と組み合わせて、、四角形ABCDが平行四辺形になるのは「AD//BC」(2組の向かい合う辺がそれぞれ平行である)または「AB=DC」(1組の向かい合う辺が平行で、その長さが等しい)になるので、選択肢として可能性があるのは、2番か3番となります。



 次に、ひし形の特徴である「全ての辺が等しい」について調べます。平行四辺形は向かい合う大変が等しいので、四角形ABCDが平行四辺形である時点で「AB=DC」「AD=BC」となります。



 したがって、2番の条件「AB=BC」を使うと「DC=AB=BC=AD」となり、全ての辺が等しくなるので、これが答えになります。



※1番の条件は、左右対称の台形が当てはまるのでNG。3番の条件はそれだけで「1組の向かい合う辺が平行で、その長さが等しい」を満たすものの、四角形ABCDが平行四辺形であるという以上の事実は示さないのでNGとなる。



 なお、四角形は全ての角が等しいと長方形になり、全ての辺と角が等しいと正方形になります。


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