「長すぎる」映画は何分から? 映画館で鑑賞をためらう上映時間とは【4600人調査】

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2023年03月25日 09:41  マイナビニュース

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GEM Partnersは3月17日、「観たい映画であっても映画館での鑑賞をためらう上映時間の長さ」の調査結果を発表した。調査は1月21日〜22日、オンライン分析ツール「GEM映画白書ダッシュボード」の最新データ(15〜69歳の男女1万4,441名、うち映画劇場鑑賞者4,622名)を分析して行われた。


映画劇場鑑賞者を対象に、「映画館で観たい映画があった時、その映画の上映時間の長さによって、映画館での鑑賞をためらうことがありますか?」と質問したところ、74%が「ある」と回答。具体的にどの程度の長さから鑑賞をためらうのかというと、「上映時間120分以上」の場合、ためらう人の割合は21%となっており、そこから「140分以上」「160分以上」と上映時間が20分増えるごとに約10ptずつ増加。しかしながら、「180分以上」になると、ためらう人の割合は20pt近く増加し、約6割の人がためらうことが分かった。

続いて、年間鑑賞本数別に「140分以上の映画で鑑賞をためらう人の割合」を分析したところ、年間鑑賞本数3本以上の層は28%前後であるのに対し、1-2本のライト層は36%と約8pt高い結果に。



また、140分以上の長さで映画館での映画鑑賞をためらう人の割合を「映画館での映画鑑賞に何を求める人か」別に分析してみると、ためらう人の割合が低いほど、140分以上の映画の鑑賞に対してより寛容であることが判明。例えば、映画鑑賞に「異なる世界・人生の体験を求める人」は140分以上の映画鑑賞をためらう人の割合は低く、一方、「周囲へ情報発信(話題の提供)を求める人」は割合が高い傾向に。つまり、映画館での映画鑑賞で「異なる世界・人生の体験」ができるといった要素は、鑑賞をためらう気持ちをより緩和できる可能性があるよう。



さらに、「映画鑑賞に何を求める人か」は、「自身の経験や気持ちへの働きかけ」(赤字)と「他者や世間との関わり」(青字)に大きく分類でき、前者の方が傾向としてためらう割合が低く、すなわち、その映画を鑑賞すると、日常とは異なる世界や、映像や音楽などによる際立った体験を、鑑賞者が経験できると伝えることで、140分以上の映画であっても鑑賞に対するためらいを緩和できる可能性が示唆される結果となった。(CHIGAKO)

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