『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』（通称：俺ガイル）は、とあることをきっかけに“奉仕部”に入部させられた男子高校生・比企谷八幡が、同部活動を通じて、息を呑むほどの美少女だが超毒舌な同級生・雪ノ下雪乃やクラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣らと繰り広げる、“まちがい続ける青春”ラブコメ。
10周年を迎えるにあたり、本作の見どころとなるポイントをキャスト陣が紹介。まずは第1期から紹介されたのだが、東山は11話から結衣の「待たないでこっちから行くの」と言うシーン。江口は12話より、相模南を泣かせてしまうシーン。早見も12話より、屋上での比企谷の姿。さらに堀井も12話から選択するという、全員が後半の話数を選択するという結果となった。
この理由を、「1期はコメディの要素が多かったですけれど、後半のほうで問題や、あっているのか間違っているのかを掘り下げていたから……」と江口。それに同意した東山も「文化祭をめぐっていろいろあったしね。ギャグテイストも多かったけど、こじれている人の集まりという予兆があったなと。ここから種まきされてたなと思いました」と、第2期へと続く重要なポイントであったと語った。
そして、佐倉演じる“いろはす”こと一色いろはが登場する2期。佐倉は、いろはすが八幡に対して「口説いてるんですか……無理です」という言い方の変移を挙げて、「1期はオーディションに落ちていて、2期から参加する際にアニメを見て“ここに入っていくのか”というプレッシャーがあった。でも、いろはすについて行ったら上手く入っていくことができて、この“口説いてるんですか？”のシーンも自分の中で“変えていこう”と思ったつもりはないのですが、5回このセリフが出てくる中で、上手くグラデーションになっていた」とと明かした。
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そして、完結編となった3期からは、江口が12話より「サウナから出てくる八幡を待つ3人（雪乃、結衣、いろはす）」をピックアップすると、全員がこの映像を見ながら「エモい！」を連発。江口は「彼自身の欲しかった関係性が、セリフのない絵面から垣間見えて、満足そうにコーヒーを飲む瞬間が“エモい！”となりました」と改めてそのシーンで感じたエモさを言葉にした。
ここで、すべてのアフレコに立ち会ったという原作者の渡先生がステージに登場。今まで言っていない見どころを聞かれると、「脇を固めるバイプレーヤーの方々。特に、比企谷小町ちゃん！ 完の1話の“今までお世話になりました”のシーン。あとは、平塚先生。プロムの最後に八幡に手を差し伸べたらそれを断り、自分で立ち上がる。これが『俺ガイル』ですよ！」と自画自賛。東山が「私もそのシーン大好きです！」と答えると、「書いたやつ天才だと思った」とどや顔を浮かべていた。
その他にも、「（相模）南ちゃんがトイレで沈んでいるところは、映像で見た時のえげつなさがすごかった」と渡が紹介すると、東山は「南ちゃんを演じているのは寿美菜子ちゃん。悠木碧ちゃん（小町役）とはやみん（早見）もいて、同い年が集まった現場だったのですが、同い年でこんなすごいお芝居をする人がいるんだと驚いた現場でした」と『俺ガイル』の現場が刺激になっていたと語った。
『俺ガイル』10周年を記念した企画が続々と発表され、大盛り上がりとなったステージ。エンディングでは、「10周年を皆様とお祝いできてうれしく思っています。この先も20年、30年、100年と“ぼっち・ざ・ラブコメ”を楽しんでもらえたら」（渡）。
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「久しぶりに“やっはろー”が言えて楽しかったです！ ゲームのほうの特典のOVAも内容がすごいことになっているので、是非皆さんも心を動かしていただけたら」（東山）。
「10周年の言葉が重くて、それだけ皆様と共にすくすく歩んで来れたんだと思って嬉しいです。これからも歩んでいけたら」（早見）。
「10周年なので、いろいろな重みを感じている。これからも『俺ガイル』は続いていきますので、まずはこの10周年イヤーを楽しんで」（江口）とメッセージが送られていた。
（C）渡 航、小学館／やはりこの製作委員会はまちがっている。完
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