グウィネス・パルトロウ、スキー事故をめぐる裁判で性的暴行の恐怖を感じたと告白「変質者か悪ふざけだと思った」

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2023年03月26日 12:11  Techinsight Japan

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2016年2月に米ユタ州のスキー場「ディアバレー・リゾート」で起きた衝突事故をめぐり、訴えられているグウィネス・パルトロウ。グウィネスはスキー場で衝突してきたのは自分ではなく加害者はテリーさんの方だと主張している
グウィネス・パルトロウ(50)が米ユタ州パークシティの裁判所に出廷し、2016年にスキー場で起こった衝突事故についての尋問に答えた。訴えを起こした元医師の男性は、グウィネスに背後から衝突されたことにより深刻な怪我と脳損傷を負わせられたと主張し、約4000万円の損害賠償を要求している。グウィネスは加害者は男性の方だと言い、事故当時には「変質者か悪ふざけかと思った」と性的暴行被害の恐怖を感じたことを述べた。

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グウィネス・パルトロウは2016年2月に米ユタ州パークシティのスキー場「ディアバレー・リゾート」で起きた衝突事故をめぐり、元検眼専門医のテリー・サンダーソンさん(76)から提訴されていた。

テリーさんは、スキー場でグウィネスから衝突されたことで深刻な怪我と脳損傷を負ったと訴え、30万ドル(約4000万円)の損害賠償を要求。さらにグウィネスが前方不注意で激突してきた後、すぐに現場を立ち去ったと主張している。

事故をめぐる民事裁判は現地時間21日に開始され、初日の冒頭陳述ではテリーさんの代理人ローレンス・ビューラー氏が、グウィネスの滑り方に対して「無謀だった」と述べた。

そして24日の裁判ではグウィネスが証言台に座り、事故に至る一連の出来事について供述。スキー場で衝突してきたのは自分ではなくテリーさんの方だったと述べ、最初は誰かのいたずらかと思ったと話したのだ。

テリーさんの弁護士クリスティン・ヴァン・オーマン氏(Kristin Van Orman)は、グウィネスの宣誓供述書に記述された言葉をそのまま引用し「あの出来事は、意図的な性的暴行かどうかは分かりませんでした」と読み上げ、「彼は体を擦り付けたり、強く押し付けたりしたのですか。なぜ、それを性的暴行だと思ったのですか?」と尋問した。

するとグウィネスは「その時に、脳裏をサッとよぎった感情です」と答え、「スキーをしていた時、私のスキー板の間に2本のスキー板が入り込んできました。私の両足は無理やり広げられ、背中には誰かの体がぴたりとくっついていました。そして、とても奇妙なうめき声がしたんです」と述べた。

そしてテリーさんと衝突した時の感情について、次のように回想した。

「最初は混乱していて、何が起きているのか良く分かりませんでした。こんな事がスキー場のゲレンデで起こるなんて、とても不思議な事だったからです。私は凍りつき、2、3秒後にはとても動揺したと言って良いでしょう。」

「私の脳は、何が起こっているのか理解しようとしました。私は『これは悪ふざけなのだろうか。誰かが何か変態的なことをしているんだろうか? これは、本当に奇妙なことだ』と思いました。」

この後には、「覚えておかなければならないのは、事故の被害者になった時、その心理は必ずしも加害者について考えているわけではないということです。サンダーソン氏が衝突してきたことは、断じて真実なのです」と、あくまでも加害者はテリーさんの方だと主張している。

しかしテリーさん側は、当時グウィネスが自身の子供達の姿に気を取られ、前方不注意で背後から衝突してきたと述べていた。しかし彼女は通い慣れたスキー場で危険な行為に及んだことを否定し、「子供がいてもいなくても、危険な行動はしません」と断言した。

グウィネスはテリーさんが背後から突っ込んできた後に転倒したと言い、「あの時彼は、『おお、ごめんなさい。申し訳ない』と言いました。私はかなり動揺していました」とも証言している。

来週の裁判ではテリーさんが証言台に立つ予定で、グウィネスと元夫クリス・マーティンの娘アップルさん(18)とモーゼスさん(16)やスキーインストラクター、医療専門家などが出廷するという。



画像2枚目は『Cathy Russon 2023年3月24日付Twitter「“They're very nice.”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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