コム デ ギャルソン青山店が24年ぶりに増床リニューアル、内装デザインは川久保玲

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2023年03月27日 12:02  Fashionsnap.com

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 「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」が、3月25日に旗艦店の「COMME des GARÇONS 青山店」をリニューアルオープンした。同店が増床を伴う大規模リニューアルを実施するのは、1999年以来24年ぶり。

 今回のリニューアルでは、これまで営業していた1階フロアに追加で2階フロアを増設。1階の売り場面積は従来と変わらず600平方メートルで、2階に新たに400平方メートルが加わる。売り場面積が広がったことで空間を贅沢に使用できるようになり、ゆとりのある店舗設計に仕上げた。内装デザインは、全て川久保玲が手掛けた。

 従来は1フロアで全ての取り扱いブランドを展開していたが、リニューアル後は1階に「コム デ ギャルソン」「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)」「コム デ ギャルソン・オム ドゥ(COMME des GARÇONS HOMME DEUX)」など、2階に「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT)」「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」「コム デ ギャルソン・ガール(COMME des GARÇONS GIRL)」などをラインナップ。また、2階には新たな取り扱いブランドとして「ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)」が加わった。担当者は「これまでの店舗の雰囲気を踏襲しつつ、2階に続きとなる空気感を作ることがテーマだった。2フロア合わせて1つの世界観を作り出すことを意識した店舗設計になっている」と説明した。

 リニューアルを記念し、2階「コム デ ギャルソン・ガール」では、店舗限定コレクションを展開。そのほか、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」初期のデザインを忠実に復刻したスペシャルピースや、「ルイスレザー(Lewis Leathers)」とのパッチワークジャケットなど、青山店でしか購入できないアイテムを豊富に取り揃えている。

 コロナ禍を経てECに注力するブランドが増えたが、コム デ ギャルソンでは一部ブランドを除き、今後もECでの販売は行わない方針。担当者は「コム デ ギャルソンのほとんどのアイテムは、試着をせずにオンラインで買えるものではない。ECが当たり前の世の中だが、川久保は、売り手と買い手の『感情』を大切に、喜びや驚きを提供できるようなリアルな店舗をとても大切にしている」と語った。
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