前回からの続き。
子どもの頃、地元で育った私はよく親戚に「女は勉強なんてしなくていい」「あまり賢いと嫁のもらい手がなくなる」と言われていました。その環境が苦しくて逃げ出したはずなのに、移住したこの土地でまた同じ感情を味わうことになるとは……。この地に住み続けることへの違和感が決定的になった瞬間でした。
思いがけず18歳の頃の記憶を呼び起こされた私は、この土地に住むことへの苦しさが増してしまったのです。もちろん移住して良かったと思う面もありますが、夫婦で相談して最終的に「ここに永住はしない」という結論を出しました。ミヤには将来の可能性を広げてあげられるよう、いずれまた引っ越して環境を整えてあげるつもりです。さまざまな価値観があるなかで、自分の信念を持つことの大切さも忘れず伝えていきたいなと思っています。
原案・編集部 脚本・rollingdell 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子
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