オーディション番組『The Voice Japan』の記者発表会に参加したスガ シカオ (C)ORICON NewS inc. シンガーソングライターのスガ シカオが27日、都内で開催されたテレビ東京系オーディション番組『The Voice Japan』の記者発表会に出席。同番組にコーチとして共演するシンガーソングライターの優里、ロックバンド・HYの仲宗根泉、マキシマム ザ ホルモンのマキシマムザ亮君、そしてMCを務める川平慈英とともに、番組への意気込みを語った。
【写真】世界的オーディション番組が日本上陸!MC・川平慈英と豪華コーチ陣 『The Voice Japan』は、イギリス・ITV スタジオがフォーマット展開しているオーディション番組『The Voice』の日本版。これまでに73ヶ国でローカライズ、148のフランチャイズ実績があり、世界市場で最も成功した台本なしのフォーマットブランドとなる。フランス版、イタリア版など世界中でヒットを連発し、アメリカ版ではすでにシーズン23まで展開されている。日本版は4月9日に初回放送(後4:00〜5:15)を迎え、各動画配信サービスでも配信される。
オーディションの主旨は、最高峰の“声”を見出すこと。音楽界を代表する4人のアーティストがコーチとなり、外見や衣装、年齢といった情報を除いたブラインドオーディションで選抜された25人の中から、それぞれ4人ずつタレントを選び、育成していく。優勝者には「The Voice」の称号が与えられ、メジャーデビューが約束されている。海外版では、ファレル・ウィリアムスやクリスティーナ・アギレラ、アリアナ・グランデ、アリシア・キーズなど、300人以上の国際的スーパースターがコーチとして参加していた。
スガははじめに、「歌にフォーカスされているのが面白いと思ったし、コーチのメンツが現役のトップでやっている人たちだったので、これは面白いことになりそうだなと。あと、プロの世界以外で真剣にやっている才能に出会うのがドキドキするかなと思って」と、オファーを引き受けた経緯を説明。
実際の審査は「放送だとタレントさんの顔も映されていると思うけど、僕らが審査するときは本当になにも見えないので、ステージに上がってくる靴の音で男性なのか女性を予想するところから始まる」とし、「歌声を聴いても性別がわからないこともあって、ものすごい集中力を使った」と振り返った。その上で、審査の際に注目していた部分については「歌が上手いだけではあんまり響かなくて、歌の奥になにかキラッと光るものがあると心が動かされる。そういうところに注目して審査していました」と明かした。
歌声だけが唯一の審査基準となる本オーディションでは、タレント側のみならず、審査員側も苦戦する部分が多かったそうで、「そんなオーディションが自身のデビュー前にあったとすれば?」という質問が投げかけられると、スガは「俺なら出ない(笑)。自信がないですね。参加者の方の歌を聴いていても、『こんなに歌えないなぁ』と思うことがあったので」と笑う。
最後に、才能の原石を育てていくコーチとしての意気込みを聞かれたスガは、「意気込み…はないかもしれない。偉そうにアドバイスとかをしていると、自分に向かって言っている感覚になるんです。例えば『歌はこうやって歌うんだよ』と言ったとしても、同時に自分の中でも『そうだよな…』って考えてしまう(笑)」と吐露。「なので、育てていくよりは一緒に頑張っていくっていう感じ」と、同じ目線に立ったコーチングを目指すと語った。