【史上初!?】時計コレクターの動向調査-ロレックスの所有率ランキング1位はイタリア、日本は?

高級時計専門マーケットプレイスChrono24は3月23日、「世界の時計コレクターのコレクションに関するレポート」を発表した。同レポートは、世界120カ国以上の130万人を超える時計コレクターが使用している、Chrono24サイトおよびアプリで使用できる「ウォッチコレクション」のデータを集計したもの。


今回のレポートでは、地域ごとのコレクターの行動に焦点を当て、各地域による違いや、ブランドのパフォーマンスの違いについて報告した。同レポートでは、200ユーロ(215ドル)以上の時計を3つ以上所有する人を"コレクター"と定義している。



国別コレクションの平均金額ランキングの1位は「香港」だった。香港のコレクターは、平均7.2本の時計を所有し、コレクションの平均金額は7万7,572ユーロだった。



2位は「日本」。日本のコレクターは平均6.4本の時計を所有し、コレクションの平均金額は6万4,245ユーロとなっている。3位は「アラブ首長国連邦」で、コレクターは6.9本を所有しコレクションの平均金額は6万3,590ユーロだった。



4位は「スイス」、5位は「イタリア」、6位は「イギリス」、7位は「アメリカ」、8位は「ドイツ」と、欧米諸国がランクインした。

ロレックスの所有率ランキング1位は「イタリア」(47.6%)だった。イタリア国内で登録されているコレクションにおけるロレックスのブランドシェアはトップであり、ほぼ半分である47.6%を占めている。2位は「イギリス」(40.1%)、3位は「日本」(39.2％)だった。


オメガの所有率ランキング1位は「スウェーデン」(13.9%)で、2位は「デンマーク」(13.6%)、3位は「ノルウェー」(12.2%)と、北ヨーロッパで人気が高かった。一方、パテック フィリップは、「中国」(10.9%)が最も多く、「香港」(7.8%)、「日本」(7.4%)と、多くのアジア市場で人気を示している。


チューダーの所有率ランキング1位は「イギリス」(7.2%)、2位は「シンガポール」(6.7%)、3位は「カナダ」(6.2%)だった。人気のオーデマ・ピゲは、「日本」「アラブ首長国連邦」(各6.9%)が2位に並んでいる。（フォルサ）