前回からの続き。「子どもを応援しない国に未来はない」という思いを胸に、さまざまな政策を実現した兵庫県明石市の泉房穂市長。現在の日本の子育てに抱いている危機感と、明石市での具体的な子育て施策についてさらに詳しく聞いてみます。
泉房穂市長:私が市長に就任したとき「市にお金がないからじゅうぶんな支援ができない」と思っていました。しかし、それは違ったのです。まずは何にお金をかけるべきか優先順位を決める。そのあとは残った予算でほかのことをやればいいだけの話です。皆さんの家庭の家計と同じですよ。家の外壁の工事にお金をかけるのか、子どもの教育費にお金をかけるのか。難しいことは何もないんだということを私は伝えたいと思っています。
【後編】へ続く。
原案・編集部取材 作画・まゆか! 編集・Natsu