子どもが不登校や登校しぶりになったとき、つらそうにしているわが子をそばで見ている親も、心が削られるような思いをしているかもしれません。「行きなさい」とハッパをかけるべきか、「休んでいいよ」と寄り添うべきか。無理やり行かせたことで、わが子の心が折れてしまったら？ 休むのを許したことで、このままズルズルと家にこもるようになってしまったら？ 誰かに相談しようにも、相談先が見つからない場合もあるかもしれません。ひとりで抱え込んではいませんか？ わが子の不登校で悩んでいるのは、自分だけではありません。
同じ立場にいる人たちと悩みを共有できるサービス
いつでも・手軽に・気兼ねなく不登校の親どうしで話せる場を。そんな思いから誕生した「親コミュ」というサービスをご紹介します。「親コミュ」は不登校の親どうしがつながることのできるオンラインコミュニティ。「周りの親はどう対応しているのだろう？」、「気兼ねなく話せる仲間が欲しい」といった悩みに応えてくれる場です。では具体的にどんなことができるのでしょうか？
同じ立場にいるママ・パパなら安心して話ができる
ママ友やパパ友には話しにくいこともある、わが子の不登校。「こんな話をしたら引かれるかも」、「心配されるのも心苦しい」などと考えてしまう人もいるかもしれません。しかし同じような立場にいる相手なら気兼ねなく話をすることができますよね。
スマホひとつで手軽にできる
オンラインチャットツール「LINE WORKS」のグループを利用したコミュニティなので、スマホさえあれば、すぐにでも始められます。たわいもない雑談や不登校に関する悩みなどチャットの内容はなんでもOK。会話に参加せずに見るだけでも構いません。
テーマ別グループで、より近い立場の相手と出会える
「中学1年生の親グループ」、「小学校低学年の親グループ」など、テーマ別のグループが用意されています。自分とより近い立場の相手とつながれるので共通点も多く「悩んでいるのは自分だけじゃない」と感じることができそうです。さらにグループの中には「はじめましての方限定グループ」もあります。「親コミュ」に参加してから1週間だけ入会できるグループなので、参加者はみんな慣れていない人ばかり。気兼ねなくチャットできるうえ、参加当初から知り合いを作ることが可能です。また「もっとこの人と話したい」と思ったら、個別でやり取りして少人数でグループを作って音声通話やチャットをすることもできます。
不登校に悩む親が知っておきたい情報満載！会員限定イベント
「親コミュ」を運営しているのは「NPO法人全国不登校新聞社」。その不登校新聞が主催する会員限定イベントに毎月参加できます（月に1回・Zoomを使ったオンライン開催）。当日参加できない場合も、後日視聴できるアーカイブが用意されています。不登校について20年以上取材してきた編集長の講演や公開インタビューなど内容はさまざま。その一例をご紹介します。
|
|
|
|
「ゲームのやりすぎで心や脳は歪まないの？」精神科医に聞く子どもとゲームの関係性づくり
子どもが不登校になったときに高確率で悩むことになるのがゲーム問題。児童精神科医の先生が不登校の子がゲームにハマる理由、心や脳への影響などについて解説してくれます。
「うちの子は学校にもフリースクールにも通わない」ということなら聞いてほしいホームスクール入門講座
親が「わが子には、せめてどこかに通ってほしい」と、学校やフリースクールへの登校を願うのはごく自然なこと。しかし、わが子がそれに応えてくれるとは限りません。そうした場合の選択肢の一つが「ホームスクール」。自宅に拠点を置いて学習する教育についての紹介です。
「親コミュ」は月額1,000円（税込）で始められるサービス。初月は無料で「試しにのぞいてみたい」、「イベントだけ見て退会」といった使い方も歓迎してくれています。不登校で悩んでいる子どもの数と同じだけ、親だってしんどい思いをしています。大切なのは「大丈夫だ」と思えるつながりを持つことと、情報を得ること。不安で溢れそうな心のなかに少しでも余裕を持ちたいと考える方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
参考：不登校新聞 親コミュとは
文・編集部 編集・ここのえ イラスト・なかやまねこ
ライフスタイル
