
学生時代からの友人の家に遊びに行ったという、トンテキカツ美(@Katsumi_Tonteki)さん。結婚して3年目になる友人と交わした会話を、軽妙な文章で綴ったツイートが大きな話題になりました。
義母の「パウンドケーキ」が好き過ぎる友人(嫁)
「結婚して三年目の友人。お正月に義実家に行くたびに義母さんがめちゃくちゃ美味しいパウンドケーキを焼いてくれたそうな。友人はそれが本当に大好きで、今年のお正月も尻尾をブンブン振るワンコがごとくパウンドケーキが出てくるのを待っていた。が、なぜか今年はなかなか出てこなかった→続」
「元日が終わり、二日目の晩ご飯になっても出てこず、ついに帰宅する日のお昼になってしまいオロオロする友人。しかし、その他の義母さんお手製のご馳走はもりもり出てくるのに、パウンドケーキだけは最後まで出てこなかった(出てきたものはそりゃあもうもりもり食べた)→続」
「帰宅する飛行機の中で、無言になる友人。その落ち込みぶりは、友人夫さんがオロオロするほど。家に帰っても、パウンドケーキのことが頭から離れない…あの、ブランデーに漬けたドライフルーツたっぷりの、なんならチョコまで入っちゃってる美味しい美味しいパウンドケーキ…夢にまで出てきたそうな→続」
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「悶々と日々を過ごしていた二月下旬。予定にない宅急便が届いた。誰からかと見てみると、義母さんだ。しかも、夫さん宛ではなく友人宛。不思議に思いながら開けてみると…夢にまでみたパウンドケーキ!!しかも三本!!!とりあえず一切れ切って吸い込むように食べながら、義母さんに電話した→続」
「義母さん『ごめんなさいね、そんなにパウンドケーキを楽しみにしてたなんて知らなくて…毎年毎年あれだから、もうみんな飽きてると思って今年は作らなかったのよたくさん食べてね。来年は作るから、焼き立てを楽しみにしてて』。女神かと→続」
「数日前に友人がポツリとパウンドケーキのことを口にしたのを友人夫さんが義母さんに伝えたそうな。心から義母さんにお礼を言い、友人はパウンドケーキの保存作業に入った。冷凍しても風味を損ねない…しかし、できる限り枚数を確保できる厚さに切り分け、数日で食べる分以外は大事に大事に冷凍した→続」
「友人『その冷凍したパウンドケーキの最後の一枚がそちらです(片時も私の皿から目を離さずに)』私『食べにくいなマジで』」
「私『…じゃあ、心していただきます…(フォークを刺す)』友人『あ…っ!!』私『ちょっと外に出ててもらえないかな!!?』」
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大きな反響が寄せられた一連のツイートの後、トンテキカツ美さんは、「ブランデーが絶妙に効いてナッツの歯ごたえもあり、めちゃくちゃ美味しかったです」と、ケーキの感想を投稿しました。
「登場人物全員素敵」「レシピ受け継いで」
「出てくる人みんなが素敵☆他の料理も美味しく食べたご友人も、すぐにお母さんに伝えた旦那さんも、多めに作って送ってくださったお義母さんも」
「こんなお嫁ちゃんが来てくれたら息子より可愛がっちゃうなあ」
「パウンドケーキが猛烈に食べたくなってしまいました…」
「ぜひ一緒に作ってレシピ受け継いで」
こんな感動と爆笑のリプライが殺到した「義母の手作りケーキを好き過ぎる友人(嫁)」の話について、トンテキカツ美さんにお話を聞きました。
最後のオチと同時に「最後の一切れ」が…
ーーご友人とお義母さんの素敵なお話、どんな状況でお聞きになったのですか?
「友人の家に行ったところ、『お茶出すねー』と言われ、ソファに座って待っていたら友人が顛末を語り出し、最後のオチと同時に、私の前にケーキのお皿が置かれた感じです」
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ーーそれは食べづらい…(笑)。貴重な最後の一切れのサイズ感は?
「正確な大きさはわからないですが、8〜9センチ四方くらいあったと思います。厚みは3センチくらいです。かなり大きかったです(笑)」
ーーご友人のお義母さんはどんな方…?
「友人のおっとりした夫さん同様、とてもおっとりしたお母さまで、結婚当初からずっと優しく接してくださってると聞いています。お菓子だけでなく、お料理全般すごくお上手だそうです」
ーー「友人に『お願いだからあの素晴らしいパウンドケーキのレシピ伝承は間違いなくやってくれ(数万人が君に勧めてる)』と伝えました。突然の電話と鬼気迫る勢いに『お、おう…まかせろ』と、戸惑いつつ請け合ってくれました(笑)」とツイートされていましたね。トンテキカツ美さん経由でレシピが公開される予定は…?
「あくまで友人の義実家の味なので、私がレシピを教えてもらって公開するといった予定はまったくありません」
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感動の後のオチにクスッとしつつ、思わずパウンドケーキが食べたくなる今回のツイート。Twitterにはさっそく自分流のパウンドケーキを焼いた方も登場しました。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)