スコットランドに痛恨黒星も…スペイン代表指揮官「選手たちには『前進している』と伝えた」

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2023年03月29日 16:09  サッカーキング

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スペイン代表を率いての2戦目で黒星を喫したデ・ラ・フエンテ監督 [写真]=Getty Images
 EURO2024予選・グループA第2節が28日に行われ、スペイン代表はスコットランド代表に0−2で敗れた。試合後、スペインメディア『マルカ』が同国代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督のコメントを伝えている。

 スペイン代表は25日に行われた第1節のノルウェー代表戦を3−0と勝利で飾っていた。2連勝を懸けた第2節では敵地でスコットランド代表と対戦。ノルウェー代表との一戦で2ゴールを挙げたFWホセル(エスパニョール)らを先発に並べた一戦では立ち上がりの7分、自陣右サイドでペドロ・ポーロ(トッテナム/イングランド)が足を滑らせてボールを拾われると、マイナスへの折り返しをスコット・マクトミネイ(マンチェスター・U/イングランド)に押し込まれた。23分にはホセルがクロスバー直撃のヘディングシュートを放ったものの同点には追い付けず、後半に入った52分にはまたもマクトミネイに決められてしまう。試合はこのままタイムアップを迎え、スペイン代表は0−2で黒星を喫していた。

 試合後、デ・ラ・フエンテ監督は「痛恨の敗北だった。試合が終わって大して時間は経過していないが、この数分間で試合内容を分析すると、別の結果になってもおかしくはない内容だったと思っている。そのポジティブな気持ちを私は持ち続ける。確かに改善すべき点は多くある。だが、選手たちの姿勢には満足しているんだ。トライしてきたことをピッチ上で発揮し、結果が付いてこなかった」とコメント。結果には悔しさを滲ませた一方で、立ち上げ早々のチームに一定の手応えも示している。

「このような高いレベルの試合では、どんなミスでも結果に直結することを理解しなければならない。今日の2失点はアクシデントから発生した。選手たちに非はない。この敗北を教訓としていけばいい。前半は我々が取り組んできたことを大いに発揮することができたのだからね」

 スペイン代表はノルウェー代表戦からスターティングメンバーを8名変更してスコットランド代表との一戦に臨んでいたが、デ・ラ・フエンテ監督は「改善すべき点があると思って決断した。我々はいつだって、物事がうまくいくと思って1つの決断を下す。選手を入れ替えたことが結果に影響したとは思っていない。我々には非常にレベルの高い選手たちが揃っているのだから」とその影響を否定。「この1週間取り組んできたことを意味あるものにするには、決定打が欠けていた」と悔やんだ後「だが、選手たちには『前進している』と伝えたよ。必ずや成長する」と意気込んだ。

 これで3月のインターナショナルマッチウィークはひとまず終了。次にチームが集まるのは6月のインターナショナルマッチウィークで、同15日にはUEFAネーションズリーグ・ファイナルズ準決勝のイタリア代表戦が予定されている。次回の代表活動に向けて、「残念ながら、再び集まるまでにはまだ時間がかかる。今回は種を蒔いた。これが将来のより良い経験を保証してくれるものだと確信しているよ」と話した。


【ハイライト動画】スペイン代表がスコットランドに0−2で敗北

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