ヌートバーの"ペッパーミルパフォーマンス"をもう一度! カージナルスに帰っても絶対応援したい!!

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2023年03月30日 06:31  週プレNEWS

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瞬く間に侍ジャパンの愛されキャラとなったヌートバー

ひときわ大きく叫ばれる"ヌートバーロス"。日本に元気を与えてくれた彼の雄姿をこれからも追いかけたい! というわけで、所属するチームの情報や彼の立ち位置、そしていまさら人に聞けないメジャーの仕組みまでいろいろと解説します!

【図】メジャーリーグの全チーム

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■爛漫璽肇弌璽蹈広瓩ひどいあなたに!

WBCで印象に残った選手といえば、やっぱり侍ジャパン初の日系選手、ラーズ・ヌートバー! 「1番・センター」で全7試合にスタメン出場し、チームに勢いをつける積極的なバッティングだけでなく、守備でも再三のファインプレーで投手を助けた。

瞬く間に侍ジャパンの愛されキャラとなったヌートバーだが、「いつか日本の球団でプレーして」「セントルイスまで応援に行くしかない!」との声があふれるほど爛漫璽肇弌璽蹈広瓩続出している。

これを機にメジャー観戦を始めようとする人、ヌートバーの所属するカージナルスを応援しようという人も多いのでは!? というわけで、あらためてメジャーリーグの世界をイチから解説していこう!

■メジャーの仕組みを初心者向けに

メジャーリーグはアメリカおよびカナダで開催される世界最高峰のプロ野球リーグで、アメリカン・リーグ(ア・リーグ)15チーム、ナショナル・リーグ(ナ・リーグ)15チームの計30チームが所属。

さらに、両リーグとも東地区(5チーム)、中地区(5チーム)、西地区(5チーム)に分かれて、レギュラーシーズンを戦い、地区優勝を争う。

メジャーリーグの1年間のスケジュールをざっくり説明すると、2月中旬にスプリングトレーニングが始まり、3月にオープン戦、そして4月にレギュラーシーズンが開幕(今年は日本時間3月31日)。そして、9月下旬にかけてシーズンが続く。

10月になれば地区優勝のチーム、シーズン上位チームによるプレーオフが始まり、それぞれ勝ち上がったア・リーグ、ナ・リーグの優勝チームが最後にワールドチャンピオンをかけて戦うことになる。

ちなみにレギュラーシーズンは162試合制で、ディビジョン(同リーグ・同地区内の対戦)、カンファレンス(同リーグ内の対戦)、インターリーグ(交流戦)の3つから成り立っている。

今年からその内容が大きく変更され、ディビジョンが76試合から52試合に減り、カンファレンスが66試合から64試合に、インターリーグが20試合から46試合に増える。

最大の注目は全29チーム相手と対戦すること。これまでインターリーグはあっても、対戦しないカードはいくつも存在した。

それが今年からインターリーグ開始以来初めて、1シーズンで全球団が顔を合わせるため、興味深い対戦がいくつも実現する。つまりヌートバーと日本人投手との対決が見られる機会も増えるはずなのだ!

■カージナルスってどんなチーム?

では、ヌートバーが在籍するカージナルスとは、いったいどんなチームなのか。

過去ワールドチャンピオンに11回輝いたことのある名門だが、これまで所属した日本人選手は田口 壮ただひとりということもあって、日本人にはなじみの薄いチーム。ひと言で表現すると「派手さはないけど、堅実なプレーで勝ち続ける球団」。

かつては、マーク・マグワイアというメジャー屈指のホームランバッターもいたが、どちらかといえば長打力よりも出塁率を重視し、豪速ストレートよりも制球力に長けるピッチャーを好むチームカラーだ。

近年ワールドシリーズで勝つチームは、いわゆる「金満球団」がほとんど。大金をはたいてFAやトレードで大物選手を獲得してシーズンを戦う。だが、カージナルスはマーケットの規模が小さく、財政的に余裕があるチームではない。

それでも2008年から15年連続勝ち越し、4年連続プレーオフ進出など安定した強さを誇っているのは「スカウティングと育成」を軸としたチームづくりのおかげ。毎年のように魅力的な若手を獲得し、確実に主力へと育て上げるのだ。

そうした環境で育ってきたのがヌートバーであり、今回のWBCに韓国代表としてプレーしたトミー・エドマンである。さらに今季はメジャー屈指の強打者になるとの声もある、20年ドラフト1巡目(全体21位)のジョーダン・ウォーカーも控えている。

ただ、チームに絶対必要だと判断すれば大型トレードやFAで補強するのもカージナルス流。

例えば、WBCアメリカ代表の主軸を担った昨シーズン、ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミットや15、16年に2年続けて本塁打、打点の二冠を達成し、10年連続ゴールドグラブ賞の名手、ノーラン・アレナドのふたりもトレードで獲得した選手。

このように若手を育てながらも、要所で中堅・ベテランをうまく融合させ、チームをつくり上げてきた。

侍ジャパンでは「不動の1番」として世界一に貢献したヌートバーだが、カージナルスでは1、2番、もしくは下位打線での出場になりそうだ。

昨シーズンは108試合に出場し、14本塁打、40打点、4盗塁をマーク。特に、7月のオールスター戦以降の後半戦に覚醒し、この間に10本塁打、そして、メジャー4位となる四球率16.7%を記録。選球眼の良さが認められた。

ヌートバーの今年最大の目標はレギュラー定着、フルシーズンの活躍であり、規定打席到達。これが実現すれば、20本塁打の可能性もあるし、チームの中心としてさらなる飛躍も期待できる。

侍ジャパン同様、チームのムードメーカーのヌートバーが期待どおりの働きを見せてくれれば、今年も間違いなく優勝争いに絡んでくるはずだ。

■ヌートバーvs大谷の可能性も!

そんなカージナルスの最大のライバルは、同地区で鈴木誠也が所属するカブス。両チームは日本のプロ野球でたとえると巨人と阪神のような関係で、ファンの応援にも熱が入る。また、今年は現地時間6月24、25日にイギリス・ロンドン開催の試合が組まれており、そちらも注目の一戦になるだろう。

ほかにも、同じナ・リーグにはパドレスのダルビッシュ有、今シーズンからメッツに移籍した千賀滉大がいて、こちらも目が離せない対決になる。

そして最大の見どころは、WBCのMVPに輝いたエンゼルスの大谷翔平とのマッチアップ。先述したように今年から全チームと対戦することになり、カージナルスとエンゼルスのカードも実現。

5月2〜4日にカージナルスの本拠地のブッシュスタジアムで行なわれる。もしかしたら投手・大谷vsヌートバーの対決が見られるかもしれない。

気になるカージナルス戦の視聴方法は、『ABEMA』や『Hulu』などが日本人所属チーム以外の試合も放映しており、『MLB.TV』(MLB公式動画配信サービス)では、1チームの試合をすべて追える定額プランもある。

WBCの余韻を残したまま、どっぷりメジャーに漬かってみるのもいいかも!

写真/共同通信社

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