
「お金が貯まらない人に、共通点はあるのでしょうか?」
今回は、この質問にお答えします。
お金が貯まらない人の3つの共通点
ずばり、お金の貯まらない人の共通点は3つあります。1つ目は「世間体を気にしすぎる」こと。2つ目は「家計を改善しない」こと。3つ目は「衝動的に支出する」ことです。共通点1:世間体を気にしすぎる
第一に、お金が貯まらない人は「世間体を気にしすぎる」傾向があります。たとえば、人の目を気にして「立派な衣服を着たい、立派な家に住みたい」と考える人は、大きな支出がかさんでお金が貯まらない傾向があります。
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「他人の目」を理由にお金を使うのは、一見もっともらしいです。しかし、身の丈に合わない支出はいずれ身を滅ぼします。結局は行き詰まる道ですから、はじめから「世間体よりも家計を優先する」のが妥当でしょう。
共通点2:家計を改善できない
第二に、お金が貯まらない人は「家計を改善しない」という傾向があります。たとえば、あなたの1カ月の「食費」「住居費」「衣服費」はどれくらいあるでしょうか? トマス・スタンリー氏の調査によると、貯金上手はこれらの3つを知っていたそうです。
我が家は3人家族ですが、食費は月7万円くらいです。住居費は月10万円。衣服費はほとんどかけておらず、0円の月がほとんどです。娘の成長に合わせて服を買ったり、ダメになった服を補うために買ったりで、家族全体で1年あたり4万円くらい。5万円はかかりません。
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経験上、無駄な支出は「必要だと思ったけれど、実はそうでなかった」とか、「昔はよく使っていたけれど、さいきん使わなくなったもの」とか、「もっと節約する方法があるのに、導入していなかった」といったところから出てくることが多いです。
昔は毎日Amazonプライムビデオを観ていたけど今は観なくなったな〜、今まで当たり前に払っていた税金が実は節税できたかも、といった具合です。
定期的に支出をチェックしていないと、この手の「無駄」は気付けません。最低でも1年に1回くらいは、支出を定期点検しておきたいところです。
共通点3:衝動的に支出する
第三に、お金が貯まらない人は「衝動的に支出する」傾向があります。
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特に問題だったのが、「好きに使ってよいお金は、月いくらまでか?」という予算を決めていなかった点です。
きちんとお金を貯められる人は、お小遣い制などを設けて1カ月あたり自由に使ってよいお金を決めています。このラインがないと際限なくお金を使ってしまうため、当然お金が貯まりません。
我が家の場合だと「Uber Eatsを使って◯◯を頼むのはよいのは月1回まで」「趣味に使ってよいお金は月1万5000円まで(それ以上は何カ月かかけて自分で貯める)」のように、趣味に使うお金を制限しています(それでも、うちの妻はほとんど使わずに倹約していますが……)。
まとめ
改めてまとめると、お金が貯まらない人には「世間体を気にしすぎる」「家計を改善できない」「衝動的に支出する」という共通点があります。この3点に気をつけるだけでも、僕らの家計はグッと引き締まるはずです。特に「支出の点検」と「お小遣い制の導入」には、即効性があります。まだ取り入れていない方は、この機会に、はじめてみてはいかが?
参考図書:トマス・スタンリー、ウィリアム・ダンコ著「となりの億万長者」
文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
(文:中原 良太(個人投資家・トレーダー))