胸から4本の脚が生えた“スパイダーヤギ”誕生で「幸運を呼ぶ特別な存在」と農場主(フィリピン)<動画あり>

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2023年04月01日 10:01  Techinsight Japan

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フィリピン、ボホール島ボホール州カーメンの農場で3月、脚が8本ある“スパイダーヤギ”が誕生。今のところ健康に問題はなく、飼い主は「幸運を呼ぶ特別な存在」と大喜び(画像は『GMA Network 2023年3月19日付「Goat with 8 legs is born in Bohol」』のスクリーンショット)
フィリピン、ボホール島の農場で3月11日、脚が8本あるヤギが誕生し注目を集めている。ヤギは胸から過剰な4本の脚が生えており、農場主は「幸運のお守りとして大切に育てたい」と述べている。フィリピンのニュースサイト『GMA Network』などが伝えた。

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ボホール州カーメンの農場で3月11日、母ヤギが2匹を出産、そのうちの1匹が非常に珍しい8本脚の奇形だった。

“マヤ(Maya)”と名付けられたそのヤギはメスで、8本脚であることから“スパイダーヤギ”とも呼ばれているそうで、このほど公開された動画では、普通の4本脚のヤギの胸から過剰な4本脚がぶら下がっているように見える。また過剰な脚は地面を引きずっており、普通に歩くのが困難なようである。

農場主のメラ・ボコさん(Mera Boco)は「マヤは脚が4本多いけど、強くて健康よ。まだ獣医には診てもらっていないけど、この先も問題はないと思う。それにきょうだいヤギや他の動物たちと遊ぶのが大好きなの。今は母ヤギと一緒にいるけど、野原に出して遊ばせているのよ」と述べ、このように続けた。

「実は私たちは、マヤをペットとして飼うつもりなの。母ヤギときょうだいヤギには農場で働いてもらうけどね。マヤは私たちにとって幸運を呼ぶお守りのようなもの。これまでマヤのような動物を見たことがないし、とても特別な存在と感じているわ。」


なおマヤの奇形は、胚の発生段階や器官形成期に異常が発生して引き起こされる「多肢症」や、母のお腹の中で不完全に発達した双子の片割れがもう一方に寄生して生まれる「寄生性双生児(parasitic twin)」などであると推測される。このような先天性の奇形を持つ場合、長くは生きられないケースがほとんどと言われるが、マヤの過剰な脚を切断することが可能であれば長期生存もあり得るかもしれない。


ちなみに通常よりも手脚が多く誕生するケースは人間でも報告されており、昨年7月にはインドで腹部に手2本、脚2本が結合した女児が、また2019年にも同じように手脚が8本ある女児が誕生、両親が支援を求めていた。



画像は『GMA Network 2023年3月19日付「Goat with 8 legs is born in Bohol」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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