名古屋が3発逆転勝利で今季4勝目！　ユンカーが決勝弾、退場者出した新潟下す

　明治安田生命J1リーグ第6節が1日に行われ、アルビレックス新潟と名古屋グランパスが対戦した。

　代表ウィークを経て2週間ぶりにJ1リーグが再開。2勝2分1敗で“ダークホース”候補に挙げられる新潟が、3勝1分1敗の好スタートとなった名古屋をホームに迎えた。

　序盤は堅守速攻の名古屋に対し、新潟がボールを保持して押し込む時間が続く。試合の均衡が破れたのは35分、新潟が先制に成功。ペナルティエリア右でルーズボールに反応したダニーロ・ゴメスのシュートは相手GKランゲラックに阻まれたが、そのこぼれ球を

　39分、新潟が退場者を出してしまう。舞行龍ジェームズが自分のボールロストを挽回しようと、勢い余って内田宅哉にスライディングタックル。今村義朗主審は最初イエローカードを提示していたが、オンフィールドレビューで判断を変え、ジェームズは一発退場となった。

　ビハインドで折り返した名古屋は後半立ち上がりから、人数をかけて敵陣深い位置に押し込んでいく。48分にマテウス・カストロが放ったシュートは左ポストに嫌われたが、56分に試合を振り出しに戻す。高い位置でボールを取り返した永井謙佑がボックス近くでシュートを放つと、相手DFに当たってコースが変わり、ボールがゴールに吸い込まれた。

　その後も主導権を握るのは数的有利の名古屋。80分、待望の逆転ゴールを獲得する。右サイドから森下龍矢がピンポイントクロスを供給。ゴール前で待ち構えていたキャスパー・ユンカーが左足ボレーシュートで合わせて押し込んだ。

　そして試合終了間際、右サイドを切り裂いたマテウスの折り返しに稲垣祥が合わせて、名古屋がトドメの3点目を獲得。試合はこのまま終了し、新潟は2連敗、名古屋は2試合ぶりの白星で今季4勝目となった。次節は9日に行われ、新潟は敵地でヴィッセル神戸、名古屋はホームで浦和レッズと対戦する。

【スコア】
アルビレックス新潟　1−3　名古屋グランパス

【得点者】
1−0　35分　太田修介（新潟）
1−1　56分　永井謙佑（名古屋）
1−2　80分　キャスパー・ユンカー（名古屋）
1−3　90＋4分　稲垣祥（名古屋）