矢吹奈子、HKT48卒コンで涙「私の青春のすべて」 AKB48兼任、IZ*ONE専任経て小6から10年のアイドル人生に幕

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2023年04月01日 20:54  ORICON NEWS

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卒業コンサートで涙ながらにスピーチする矢吹奈子(C)ORICON NewS inc.
 アイドルグループ・HKT48の3期生・矢吹奈子(21)が1日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催された『HKT48 春のコンサート2023 矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜』を開催した。2013年8月の加入からAKB48兼任や、日韓12人組グループ・IZ*ONEでの2年半の活動を経て、小学6年から約10年におよぶアイドル人生に幕を下ろした。

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 冒頭、自身がセンターを務めた卒業シングル「君はもっとできる」(2月発売)からスタート。AKB48の34枚目シングルのカップリング曲で矢吹が初めてセンターを務めた「ウインクは3回」を披露後には、矢吹がかつての自己紹介「私たちはお化けを倒す軍隊だー」と叫び、会場中が「おー!」と呼応して会場が一つになった。

 カバーコーナーでは、ツノとしっぽをつけて、渡辺美優紀「わるきー」のカバー「やぶきー」を披露。間奏では「みなさん、お久しぶりです。やぶきーでーす」と笑顔を振りまいた。6年前の春ツアーで、宮脇咲良らとともにカバーしたこともある、ももいろクローバーZの「行くぜっ!怪盗少女」では、当時と同じく赤色の衣装を着て百田夏菜子パートを担当し、側転やエビ反りジャンプを決め、爆発的な盛り上がりを見せた。

 中盤では、矢吹を支えた同期の栗原紗英、山下エミリーと3人で向かい合いながら「思い出のほとんど」を涙まじりに熱唱。HKT48を象徴するコンビだった同い年の同期で、かつてはお互いをライバル視していたことも明かした矢吹と田中美久の“なこみく”コンビでは「友達でいられるなら」をデュエット。2人は大粒の涙をこぼしながら「これからも友達でいてね」(田中)、「ずっとずっと友達だよ」(矢吹)と言って背中合わせになって手をつなぎ、ファンの涙腺を決壊させた。

 続いて、矢吹があこがれていた先輩OGが登場。まずは、兒玉遥、田島芽瑠、朝長美桜の歴代センター経験者とともに「2018年の橋」を披露した。続いて、「お母さんのように育ててくださった」と感謝した指原莉乃が登場。本来は指原の卒業コンサートで歌いたかったものの、IZ*ONEの活動に専任(2018年10月〜21年4月)していたため参加できずに歌えなかったことが心残りだったという、乃木坂46の初期の名曲「君の名は希望」を涙ながらにデュエットした。

 IZ*ONEでも活動をともにした宮脇咲良(LE SSERAFIM SAKURA)からは映像メッセージが寄せられ、「「未来への一歩は少し怖いけれど、挑戦することで得られるものもあるはずです。これからの奈子の道を心から応援しています」とエール。さらに、ステージには村重杏奈が駆けつけ、矢吹とトロッコに乗って「いじわるチュー」を歌い、大盛り上がりとなった。

 本編ラストの2曲は、再び卒業生5人が合流。「ライブのHKT48」ならではの激アツのコールの中で「最高かよ」で会場を揺るがし、矢吹がシングル初選抜となった「桜、みんなで食べた」でしめくくった。

 アンコールでは、ピンクベージュ色の卒業ドレスをまとい、1人で「ここにいたこと」を歌い上げた。卒業スピーチでは、スタッフ、秋元康総合プロデューサーらに感謝の気持ちを伝えた。そして、AKB48ファンで握手会にも参加していた小学生の矢吹にオーディションを受けることを勧め、アイドルになるきっかけを作った指原に対しては「いっぱい褒められたり、叱られたり、反抗期にはケンカをしたり、私が太ったときには『デブ』って注意してくれたり」と笑いながら振り返り、「さしこちゃんは私にとって、かけがえのない恩人です。そして私はこれからもさしこちゃんのTO(トップオタ)です」と宣言した

 家族やメンバーにも想いを伝えると、涙で言葉を詰まらせながら「人間性を高めてもっともっと成長続けられように努力したいと思います。長くなりましたが、この10年間、たくさんの幸せをありがとうございました」と結び、会場は拍手の嵐に包まれた。

 矢吹は2013年8月、小学6年生の12歳でHKT48の3期生オーディションに合格。同い年の田中美久と“なこみく”の愛称で親しまれ、2人は16歳のときに11thシングル「早送りカレンダー」でWセンターに抜てきされた。『AKB48選抜総選挙』は第6回から圏外→圏外→28位→37位→9位で、最後の第10回で初の総選挙選抜入りを果たした。

 2015年9月〜18年5月までAKB48と兼任。18年に参加した日韓合同オーディション番組『PRODUCE48』で視聴者投票上位12人で結成された「IZ*ONE」に専任となり、同年10月29日に韓国でデビュー。日韓4作品でオリコン週間1位を獲得した、21年4月28日をもって2年半の活動を終了し、HKT48に復帰。15thシングル「ビーサンはなぜなくなるのか?」、最新16thシングル「君はもっとできる」で単独センターを務めた。卒業後は俳優として活動を続ける。

■『HKT48 春のコンサート2023 矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜』
Overture(HKT48ver.)
01. 君はもっとできる
02. ビーサンはなぜなくなるのか?
03. 突然Do love me!
04. ウインクは3回
05. やぶきー(わるきー)
06. 行くぜっ!怪盗少女
07. Seventeen
08. 月と水鏡
09. 生意気リップス
10. Make noise
11. 夏の前
12. アイドルの王者
13. センチメンタルトレイン
14. 思い出のほとんど
15. 友達でいられるなら
16. 2018年の橋(矢吹+ゲスト兒玉遥、田島芽瑠、朝長美桜)
17. 君の名は希望(矢吹+ゲスト指原)
18. いじわるチュー(矢吹+ゲスト兒玉、指原、田島、朝長、村重杏奈)
19. 大人列車
20. 意志
21. 早送りカレンダー
22. 最高かよ(全員+ゲスト兒玉、指原、田島、友永、村重)
23. 桜、みんなで食べた(全員+ゲスト兒玉、指原、田島、友永、村重)
【アンコール】
EN1. ここにいたこと(矢吹ソロ)
EN2. 君はもっとできる
EN3. メロンジュース
EN4. 12秒

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