『RIZIN.41』メインイベントで皇治に勝利した芦澤竜誠 (C)ORICON NewS inc.■『RIZIN.41』(1日/丸善インテックアリーナ大阪)
メインイベントのキックボクシングマッチで、“俺たちのスーパースター”こと皇治に判定(2−1)で勝利した芦澤竜誠が、試合後のメディアインタビューで「うれしい。幸せです」と笑顔で語った。
【インタビュー動画】芦澤竜誠、皇治に快勝で満面の笑み!「死ぬほどうれしい!」 この試合に向けて、カード発表会見だけではなく2人きりでの道頓堀での船上会見、さらに異例の同時公開練習など、対戦前に何度も顔を合わせてきた皇治と芦澤。いよいよ迎えた本番、ついにリングで対峙した2人は、会場を埋め尽くした観客の期待に応えるように、目まぐるしい打撃戦で魅了した。
試合のポイントとなったのは、皇治のパンチに合わせて繰り出した芦澤の膝蹴り。この技について「もともと俺の得意技で、(去年6月の『THE MATCH 2022』の)YA-MAN戦は膝を捨ててパンチだけの“神風特攻スタイル”で戦ったけど、そもそも蹴りの選手なので作戦通りですね」と手応えを明かす。
そのYA-MAN戦でKO負けしたことで「自分の得意不得意やダメなところに気付かされた。あの試合に勝ってたら、今日の試合は負けてた」と振り返る。また、この試合に向けて「一番苦しい練習をしてきた。一人なら疲れたからやめようと思うときでも、トレーナーが俺の気持ちを察して『やるぞ!』って勇気づけてくれて、俺も気持ちを強くして練習に取り組んできました。MMA練習やってからキックの練習をやって、追い込みも今までで一番厳しくやった」と練習量が結果につながった。
この試合に向けて皇治の試合をチェックし「気持ちが強い選手」と評価はしながらも、「今回の試合が“生き様”なんですよ。試合結果がすべてなので、必ず勝とうと思っていた」と改めて勝ち誇った。一方で「今回は大阪でメインでできたのは皇治のおかげでもあるから感謝してるし、(ホベルト・)サトシ・ソウザ選手の試合がメインの予定だったけどナシになって、セミの予定だった俺らの試合がメインになって、メインの仕事をしっかりしようと思ったッスね」と思いを打ち明けた。
キックの最後の試合が「自分のキックのベストバウト」と笑うが、これからはMMAファイターの道を歩み始める。デビュー戦の時期について、記者から「大みそか大会を狙う?」と聞かれると、「それは遠すぎる、早ければ夏とか秋には試合をしたい」と明言した。
さらに、『THE MATCH』で対戦したYA-MANも来月の『RIZIN.42』でMMAデビュー戦を迎えるが「体重を63まで落とせるならやるよ。『66までしか落とせない』とか言ってるけど、大みそかまで時間あるから落とせるじゃないですか。東京ドームでやられてから、俺はずっとアイツのことをぶっ飛ばしてやろうと思ってる」と体重次第ではあるが、MMAでの再戦も見据えた。
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