学童入れたけど…「小1の壁」後のリアルな悩み「習い事させたいが」爐發小学生だから瓩噺充造離ャップ

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2023年04月02日 07:00  ウィズニュース

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子どもが小学校に入る際、子育て世帯が直面するのが「小1の壁」です。預け先が確保できず、働き方の変更を迫られたり、離職を余儀なくされたりする人もいて、大きなハードルとなっています(画像はイメージです)=Getty Images

子どもが小学校に入る際、子育て世帯が直面するのが「小1の壁」です。預け先が確保できず、働き方の変更を迫られたり、離職を余儀なくされたりする人もいて、大きなハードルとなっています。一方で、とある企業で開催された「小1の壁セミナー」を通じては、「壁」の先にあるリアルな悩みが共有されました。

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預け先の不足
「小1の壁」の大きな原因は、預け先不足です。

共働き家庭などの小学生が放課後を過ごす学童保育(放課後児童クラブ)は、登録者数の増加もあって、待機中の児童が小学生全体で約1万5千人います。うち2千人超が小1の児童です。

登下校の対応も課題です。

午前7時台から子どもを預ける家庭も少なくありませんが、小学校によっては登校時間が「午前8時以降」などと定められています。また、学童保育の場合、午後6時半を超えて開いているのは約6割です。

預け先がない場合、それまで朝から夜まで保育園に預けていた家庭にとっては、下校した後の対応を迫られます。保育園に比べて預かり時間が短くなれば、登下校の対応のため、働く時間の変更を迫られます。

こうしたことが「壁」となっています。

「小1の壁セミナー」
明治安田生命保険では3月、社内向けに「小1の壁セミナー」をオンラインで開きました。未就学児の子どもを持つ社員約50人が参加しました。

小学生の子どもがいる社員の実情を聞く一方、参加者から寄せられた声を共有し、ケースによっては対処法を議論しました。

「会社として、社員にはキャリアを諦めることなく長く働いてほしいです。そのために、社員の不安を払拭する場を設けたいと思いました」

セミナーを企画した人事部ダイバーシティ推進室(当時)の浅井祐香里さんは、ねらいについてそう話します。実際に、人事部員にも両立に悩む声が寄せられていたそうです。

子どもの登下校に悩む
セミナーが開かれた3月時点では、4月からの学童利用の可否は、すでに明らかになっています。そのため、セミナーでは、預け先を確保した後の、さらに具体的な悩みが共有されました。

最も多かったのが、登下校の悩みだったそうです。

小学1年生と言えば、6歳〜7歳です。学校から自宅への登下校中や、学校から習い事への移動中、交通事故はもちろん、事件に巻き込まれないか、不安に思う親は少なくありません。実際に登下校中の事故や、不審者による声掛け事案などは後を絶ちません。

セミナーに参加した運用企画部の藤澤奈々さん(38)も、登下校に関して悩みがありました。

習い事をさせたいが
藤澤さんは、新1年生と、年長さん、2人の子どもの母親です。

「学童には無事に入ることができ、一安心しています。ただ、別の送迎に頭を悩ませています。朝と夜の送迎だけなら、保育園の時と同じでように婦でやりくりできるのですが……」

「(新1年生の)上の子がサッカーを習いたいと言っています。土日は休ませたいので平日がよいと思っていますが、送迎が課題です。ご家庭の考えによるのかもしれませんが、やはり1人歩きは心配です」

習い事があるのは、放課後。藤澤さん夫妻の就業時間中です。

「よほどのことがなければ、仕事が優先です。毎回の送りは難しいのが現状です」と話します。

夫妻で相談した結果、現時点では、夫妻の両親に送迎をお願いする、公的なサポート制度を使って送迎してもらう――などの対応を検討しています。

もう小学生だから
一般的には、実際に子どもだけで下校したり、移動したりする場合もあります。明治安田生命保険のセミナーでは、こうした場合への備えとして、「入学前に親子で登下校の練習をした」などの実践例が紹介されたそうです。

参加者の悩みは、登下校にとどまりませんでした。

「4月は、給食開始前まではお弁当。だいぶ前から作り置きを始めた」
「家事の効率化は必須。洗濯機の乾燥機能は、時間の捻出に役立った」

セミナーでは、個別具体的な悩みに対して、どう取り組んでいるか、社員同士の実践例が共有されたそうです。

セミナーに参加した感想を藤澤さんに聞くと、こんな答えがかえってきました。

「一般的には、未就学児に比べると、『もう小学生だから』という見方もあると思いますが、セミナー開催は、会社から目を向けてもらえるんだという安心感につながりました」

小学生といっても、さまざまなフォローが必要です。一方で、未就学児に比べるとバックアップ態勢が弱まりがちです。例えば、時短勤務が可能な範囲は、企業ごとに異なり、「小学校入学前まで」というルールも目立ちます。

藤澤さんは、こうした状況を踏まえた上で、「小1の壁」や、その後に目を向けた会社の姿勢に好感を持ったのです。

そうしてこう続けます。「一口に『小1の壁』と言っても、ご家庭の状況は違います。それでも、周囲に悩みながらもがんばっている人たちがいることを知り、勇気づけられました」

会社側も、社員間の努力に任せるのではなく、職場全体で働きやすい環境を作ろうと、管理職向けの研修も実施しています。昨年度は、管理職向けに「ワーク・ライフ・マネジメント ハンドブック」を作成し、研修を実施しました。

取材を終えて
筆者にも、新1年生の子どもがいます。

放課後の預け先探しを始めたのは昨年の秋。無事に決まって安心したものの、4月になった今は、新しい環境になじめるのだろうか、と気をもんでいます。子どもと適切な距離を保つことはもちろん大切と分かっていても、学校生活、勉強、友人関係と、今後もハラハラしてしまいそうです。

ただ、外から見れば、これらは些末なことに見えるのだろうな、と思い、口に出しづらいこともあります。

私も子どもの登下校は心配の種です。今回の取材で、同じような親御さんがいらしたと聞いて、それだけで励まされた思いがしました。

もう1点、取材をしながら、「小1の壁」はあくまで入り口の話であって、壁の後にもトラブルは発生し、でこぼこ道が続いていくのだと、あらためて思いました。当たり前のことですが、子どもが赤ちゃんだった頃、「小学生」と聞くとずいぶん大人に捉えていた自分を反省しています。こうした認識が、どこかで「もう小学生。あまり手がかからないのでは」という視線を向けてしまったのだと思うのです。

今回セミナーを企画した浅井さんは、小学校入学を「親子のマインドセットの機会と捉えてみてはいかがでしょうか」とも話していました。今まで親が手伝っていたことも「1人でできること」に切り替えていくことで、親自身の働き方のギアチェンジにも、子ども自身の自立にもつながるのではないか、という考えです。

当面は親子で仕事と家庭の両立の最適解を見つけつつ、今後に備えたい。そんな思いが募った取材でした。

このニュースに関するつぶやき

  • 小1の壁は意味不明。小学1年にもなれば学校から帰ってきたら勝手に友達とかと遊びに行って夕ご飯まで親と会わないでしょ。預けるとか必要なかった。
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