クック井上の食事節約術「1食を何回りメイクするの?」妻に笑われるも答えは「3回」

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2023年04月02日 08:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

眠ってたタレで韓国風絶品『ちりとり鍋』

 捨てる部分を最小限に残りものは3回リメイク♪

見逃しがちな食材で節約とおいしさを両立

 かぼちゃのワタやピーマンのタネ。“ゴミ箱に直行”の思い込みで実は損してる!?

「おいしく食べられるのに捨てるなんてもったいない! 持ち味を生かせばかさ増しや風味アップにも役立ちますよ」

 そう教えてくれたクック井上。さんは、4人家族の料理担当。食材をムダにしない祖母の教えが身に染みついている。

かぼちゃのワタは煮ると苦みが気になりますが、ハンバーグに入れるとクセが消えてほのかに甘く、やわらかな食感に仕上がります。ピーマンのタネは取らずに肉詰めしても違和感なく食べられますよ」(クックさん、以下同)

 残りもののリメイクも得意。

「豚汁ならカレー粉を入れて片栗粉でとろみをつけ、そばを投入してカレーそばにします。ほかには煮魚で余った煮汁でご飯を炊くのもおすすめ。針しょうがをのせれば、上品な料亭の味になりますよ。

 妻には『1食を何回リメイクするの?』と感心されつつ、笑われますが(笑)」

 野菜もおかずも最大限に使い切るのが節約の秘訣だ。

クック井上。さんの節約術!

外葉に皮、茎に根っこ、タネまで捨てるなんてありえない!

 カリフラワーの葉や太い茎は、ぬか漬けがおすすめ。

「刻んで粉かつおやしょうゆと混ぜれば白ご飯がすすむ一品に。かたいキャベツの外葉は細切りにし、肉野菜炒めにするとシャキシャキ食感が美味です。また、パクチーは根っこが命。香りが強いので細かく刻むとスープの味が爆上がり!」(クックさん、以下同)

ピーマンの丸焼き

 タネもヘタも取らなくてOK!

【材料と作り方】

(1)ピーマンを洗ってサラダ油適量を塗り、魚焼きグリルへ。タネもヘタも取らなくてOK!全体に焦げ目がつくまで焼く。

(2)けずり節しょうゆをかけて召し上がれ。丸ごとだから水分が逃げず、甘さ凝縮&タネまでおいしい!

余りがちな焼き肉のタレと安食材でごちそう鍋

 冷蔵庫の奥で眠っていたタレは、安い食材と組み合わせて鍋料理に。

「鍋にざく切りにしたキャベツ玉ねぎを入れ、もやし、豚こま、ニラを重ねて、焼き肉のタレ・めんつゆ・酒各1/3カップずつを混ぜ合わせて上からかけます。フタをせず加熱し、野菜がしんなりすれば韓国風絶品『ちりとり鍋』のできあがり」

フードロス防止には余ったギョーザの皮が役立つ

 ギョーザの皮で別のおかずを包んで消費!中身は納豆、キムチ、チーズやきんぴらごぼうのほか、残りもののおかずでも。

「焼いて食べるのはもちろん、冷凍しておけばスープに加えて水ギョーザ風にも使えます」

内側に残った分も余さず使います

 卵の殻も、捨てる前に生かせる部分が。

「割った卵の殻の内側を、小さいスプーンでこそげると小さじ1程度の白身が取れます。食べられる部分を捨てないで!」

洗うの待った!うまみの宝庫をリサイクル

 ひき肉を練ったあと、すぐにボウルを洗ったらもったいない!

「そこには調味料や食材のうまみが残っています。熱湯を入れてヘラでこそぎ鍋に移せばスープのだしに。僕はボウルの代わりに鍋で肉だねを作って、その鍋のままスープに。洗い物も減らせます。

 また、片栗粉を使ったから揚げの衣も、余ったら冷凍しておいて八宝菜のとろみあんなどに使うと、味に深みが出ますよ」

教えてくれたのは……クック井上。さん●芸人でありながら食の資格8つを所有し、料理教室講師、商品監修・レシピ開発・グルメコラムの執筆も務める。NHK『あさイチ』Eテレ『みいつけた!』など多数のメディアで活躍中。

(取材・文/廣瀬亮子)

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